MT4移動平均線インジケーターおすすめ比較|MAの種類と設定
- MT4で使いやすい移動平均線インジケーターの選び方
- 複数MA・MTF対応・色変化・MAフィルターの違い
- SMA・EMA・SMMA・LWMAの基本的な使い分け
- 10SMA・20MA・200MAなど定番期間の考え方
- MAクロスや複数MAを使うときの注意点
MT4には標準でMoving Averageが入っているので、単純にSMAやEMAを表示するだけなら追加インジケーターは必要ありません。
ただ、実際にチャートを見ていると、標準MAだけでは少し物足りない場面があります。たとえば、複数の移動平均線をまとめて表示したい、上位足のMAを重ねたい、MAの向きで色を変えたい、サインツールにMAフィルターをかけたい、といったケースです。
この記事では、MT4で使いやすい移動平均線インジケーターを用途別に比較します。先におすすめインジケーターを一覧で見て、そのあとにMAの種類や期間設定を整理していきます。
MT4移動平均線インジケーターおすすめ比較表
まずは、この記事で紹介する移動平均線インジケーターを用途別にまとめます。細かい設定よりも、「何を見たいときに使うか」で選ぶと迷いにくいです。
| インジケーター名 | タイプ | 主な特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| BG Star | 複数MA・サイン系 | 8本の移動平均線でトレンド方向と押し目を見やすくする | トレンド中の押し目・戻り目を探したい人向け |
| Cryox MTF nmc | 複数MA・MTF系 | 複数の移動平均線を束で表示し、トレンドの強弱を見やすくする | MAの広がりや収束を見たい人向け |
| avgs (any timeframe) | MA種類・時間足選択型 | 移動平均線の種類や時間足を細かく選択できる | 標準時間足以外でもMAを検証したい人向け |
| premior_ma | チャート操作型MA | チャート上から移動平均線の設定を切り替えられる | 10SMA、20EMA、200EMAなどを素早く比較したい人向け |
| SYSFAC_AMT_Trend | MAフィルター系 | 移動平均線の並びを使ってサインを絞り込む | レンジで出る無駄なサインを減らしたい人向け |
| Vidya_fl | 適応型MA・バンド系 | VIDYAをベースに、ボラティリティに応じて反応が変わる | 通常のMAより相場の変化を反映したい人向け |
| TRAMA | 適応型移動平均線 | 相場の規則性に合わせて反応速度が変わる | SMAとEMAの中間のような使い方を探したい人向け |
| Moving Average Distance EA | MA距離監視(※EA) | 移動平均線から現在価格までの距離を一覧で確認できる | MAからの乖離や接近を複数通貨で見たい人向け |
MT4移動平均線インジケーターの選び方
移動平均線インジケーターは、機能が多いものほど良いとは限りません。チャートに線を増やしすぎると、どのMAを基準に判断しているのか分かりにくくなります。
選ぶときは、次のように目的を分けると失敗しにくいです。
基本のMAを表示したい場合
MT4標準のMoving Averageで十分です。SMA、EMA、SMMA、LWMAを表示できるため、20MAや200MAを使った環境認識には問題なく使えます。
複数の移動平均線をまとめて見たい場合
BG StarやCryox MTF nmcが候補になります。短期・中期・長期のMAを重ねて、トレンドの方向や押し目を見たいときに使いやすいです。
上位足MAや特殊な時間足を見たい場合
avgs (any timeframe)が候補になります。標準時間足だけでなく、3分足や2時間足などを使った検証にも向いています。
MA設定を素早く切り替えたい場合
premior_maが便利です。チャート上から期間や種類を変更できるので、10SMA、20EMA、75SMA、200EMAなどを見比べたいときに使いやすいです。
サインをMAで絞り込みたい場合
SYSFAC_AMT_TrendのようなMAフィルター系が候補になります。サイン単体ではなく、移動平均線の並びや方向を使って見送る条件を作りたいときに向いています。
おすすめ移動平均線インジケーター
ここからは、MT4で使いやすい移動平均線インジケーターを順番に紹介します。どれも役割が違うので、全部を同じチャートに入れるというより、目的に合わせて1つずつ試すのがおすすめです。
8本の移動平均線で押し目を狙う「BG Star」
BG Starは、8本の移動平均線を使ってトレンド方向と押し目・戻り目を見やすくするサイン系インジケーターです。
複数のMAが同じ方向へ並ぶ場面では、順張りの判断がしやすくなります。特に、トレンドが出ている場面で押し目や戻り目を探したいときに使いやすいタイプです。
ただし、レンジではサインが増えやすくなります。20MAや200MAの方向、直近高値安値の切り上げ・切り下げを見て、トレンドが出ている場面だけに絞ると使いやすいです。
向いている使い方:トレンド中の押し目・戻り目確認
注意点:レンジではサインを信じすぎない
相性の良い設定:上位足の200MAと併用
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複数の移動平均線を美しく重ねる「Cryox MTF nmc」
Cryox MTF nmcは、複数の移動平均線をまとめて表示できるMT4インジケーターです。
見た目はGMMAに近く、MAの束が広がっているときはトレンドが強く、絡み合っているときは方向感が弱いと判断しやすいです。
1本のMAだけではトレンドの強弱が分かりにくいときに使いやすいですが、表示本数が多いタイプなので、低スペックPCや複数チャート表示では重く感じることがあります。
向いている使い方:MAの束でトレンドの強弱を見る
注意点:表示本数が多いとチャートが重くなることがある
相性の良い使い方:検証用チャートで複数MAを確認
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時間足と種類を細かく選べる「avgs (any timeframe)」
avgs (any timeframe)は、移動平均線の種類や時間足を細かく選べるMT4インジケーターです。
通常のSMAやEMAだけでなく、特殊な移動平均線も選択できます。標準の時間足ではなく、3分足や2時間足などを使った検証をしたい方にも向いています。
設定項目が多いため、最初から細かく触りすぎると迷いやすいです。まずは20SMA、50EMA、200SMAなどの定番設定から試し、そのあとで時間足やMAの種類を変えるほうが扱いやすいです。
向いている使い方:時間足やMA種類を細かく検証する
注意点:設定項目が多いので最初は定番設定から使う
相性の良い設定:20SMA、50EMA、200SMA
→色々な時間と種類のMAが使える「avgs (any timeframe)」をダウンロードする
チャート上でMA設定を変更できる「premior_ma」
チャート上から移動平均線の設定を切り替えられます
premior_maは、パラメータ画面を開かずに、チャート上から移動平均線の設定を変更できるMT4インジケーターです。
通貨ペアや時間足によって効きやすいMAは変わります。そのため、10SMA、20EMA、75SMA、200EMAなどを短時間で切り替えて比較したいときに便利です。
派手なサインツールではありませんが、検証作業の効率を上げるという意味ではかなり実用的です。複数の設定を試す人ほど、標準MAより扱いやすく感じると思います。
向いている使い方:MA期間や種類を素早く比較する
注意点:売買サインではなく検証補助として使う
相性の良い設定:10SMA、20EMA、75SMA、200EMA
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サインツールにMAフィルターをかける「SYSFAC_AMT_Trend」
SYSFAC_AMT_Trendは、移動平均線の並びを使ってサインをフィルターするタイプのMT4インジケーターです。
3本の移動平均線が順方向に並んでいるときだけサインを採用する考え方に近く、レンジ相場で出る無駄なサインを減らしやすくなります。
特にバイナリーオプションのように、短時間で方向を判断する取引では、トレンド方向に逆らうサインを減らすだけでも見方がかなり変わります。ただし、強いレンジではフィルターをかけてもダマシが残るため、200MAの向きや直近高値安値も一緒に見るのがおすすめです。
向いている使い方:サインをトレンド方向へ絞る
注意点:MAフィルターだけでレンジを完全に避けられるわけではない
相性の良い使い方:200MAと直近高値安値を併用
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ボラティリティで反応が変わる移動平均線「Vidya_fl」
Vidya_flは、VIDYAをベースにした移動平均線インジケーターです。
値動きが大きいときは価格に反応しやすく、値動きが小さいときは反応を抑えるため、通常のMAよりもダマシを減らしやすい場面があります。
また、VIDYAの周りにバンドが表示されるため、トレンドの広がりや持ち合いも見やすいです。バンドが拡大しているときはトレンド継続、縮小しているときはレンジや持ち合いを疑う、という見方ができます。
向いている使い方:ボラティリティを含めてMAを見る
注意点:バンドだけで反転を決めつけない
相性の良い使い方:トレンド継続とレンジ判定の補助
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相場に合わせて反応速度が変わる「TRAMA」
TRAMAは、相場の状態に合わせて反応速度が変わる適応型の移動平均線です。
相場が規則的に動いているときは反応が早くなり、レンジのように不規則な動きでは反応が鈍くなるのが特徴です。
通常のEMAだと反応が早すぎてダマシが増える、SMAだと遅くてエントリーが遅れる、という悩みがある方には試す価値があります。短期足で使う場合は、単体で売買判断するより、上位足の200MAや水平線と組み合わせるほうが見やすいです。
向いている使い方:相場の状態に合わせたMAを使いたい場合
注意点:反応が変わるため、標準MAと見え方が異なる
相性の良い使い方:上位足200MAや水平線との併用
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移動平均線からの距離を一覧で監視する「Moving Average Distance EA」
Moving Average Distance EAは、インジケーターではなくEAですが、移動平均線から現在価格までの距離を一覧で確認できる便利なツールです。
200MAから大きく乖離している通貨ペアを探して戻りを警戒する、20MAに近づいている通貨ペアを探して押し目候補にする、といった使い方ができます。
ただし、MAから離れているからすぐ戻るわけではありません。強いトレンドでは、MAから離れたままさらに伸びることもあります。乖離だけで逆張りするのではなく、ローソク足の反応や上位足の方向も見たほうが安全です。
向いている使い方:複数通貨のMA乖離をまとめて確認する
注意点:MAから離れたからといってすぐ戻るとは限らない
相性の良い使い方:200MAからの乖離確認
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MT4の移動平均線インジケーターでできること
MT4には最初からMoving Averageが入っており、SMA、EMA、SMMA、LWMAといった基本的な移動平均線は追加ツールなしで表示できます。
それでもカスタムインジケーターを使う価値があるのは、標準MAでは手間がかかる作業を楽にできるからです。
複数の移動平均線をまとめて表示する
上位足のMAを現在足へ重ねる
MAの向きや位置で色を変える
クロスや条件一致でサインを出す
MAからの距離や乖離を一覧で確認する
つまり、標準MAは基本確認用、カスタムインジケーターは検証や監視を楽にするためのものと考えると選びやすいです。
移動平均線の種類|SMA・EMA・SMMA・LWMAの違い
MT4の移動平均線には、いくつかの種類があります。最初に全部を覚える必要はありませんが、SMAとEMAの違いだけは押さえておくと、インジケーター選びで迷いにくくなります。
| 種類 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| SMA | 指定期間を単純に平均する基本のMA | 環境認識、長期の方向確認 |
| EMA | 直近価格を重視するため反応が早い | 短期売買、トレンド初動の確認 |
| SMMA | 動きがなめらかで反応はゆっくり | ノイズを抑えた長期確認 |
| LWMA | 直近価格に重みを付けて計算 | 細かい値動きへの追従 |
SMAは「みんなが見る基準線」として使いやすい
SMAは、指定期間の終値を単純に平均した移動平均線です。
EMAより反応は遅くなりますが、そのぶんノイズに振り回されにくく、相場全体の方向を確認しやすいです。
日足の200SMA、4時間足の100SMA、1時間足の20SMAなど、区切りのよい数字と組み合わせると、レジスタンスやサポートとして意識される場面があります。
EMAは短期トレードで反応の早さを重視したい時に使う
EMAは、直近の価格を重視して計算する移動平均線です。
SMAより反応が早いため、トレンドの初動を追いたい時や、短期足で押し目・戻り目を見たい時に使いやすいです。
ただし、反応が早いということは、ダマシにも反応しやすいということです。1分足や5分足でEMAを使う場合、ローソク足が少し抜けただけで判断すると、レンジの細かい上下に振られやすくなります。
長期の方向確認はSMA
短期の反応を見るならEMA
迷う場合は、長期SMA・短期EMAで使い分ける
移動平均線の期間設定|10SMA・20MA・200MAの考え方
移動平均線は、期間設定によって見え方が大きく変わります。期間を短くすると価格への反応は早くなり、期間を長くすると大きな流れを見やすくなります。
| 目的 | おすすめ設定 | 使い方 |
|---|---|---|
| 短期の勢いを見る | 10SMA・20EMA | 5分足や15分足で押し目・戻り目を確認 |
| 中期の流れを見る | 50SMA・75SMA | デイトレやスイングの方向確認に使う |
| 大きな環境認識 | 200SMA・200EMA | 価格が上か下かで売買目線を整理する |
| 初心者向けの基本構成 | 20SMA・75SMA・200SMA | 短期、中期、長期の役割を分けて見る |
最初から大量のMAを表示する必要はありません。短期線で勢いを見る、中期線で押し目や戻り目を見る、長期線で相場の大きな向きを見る。この3つに分けるだけでも、チャートはかなり整理できます。
移動平均線の色が変わるインジケーターを使う時の注意点
MT4の移動平均線インジケーターで人気があるのが、MAの傾きや価格との位置関係で色が変わるタイプです。
上向きなら青、下向きなら赤、横ばいならグレーのように変化するタイプは、トレンドの強弱を視覚的に確認しやすくなります。
ただし、色が変わった瞬間に飛び乗るのは危険です。レンジ相場では、青と赤が頻繁に入れ替わることがあります。
色変化型MAを使う場合は、200MAの上では買い色を重視、200MAの下では売り色を重視するなど、環境認識とセットで使うと判断しやすくなります。
移動平均線クロス系インジケーターの注意点
移動平均線を使ったサインで有名なのが、ゴールデンクロスとデッドクロスです。
短期MAが長期MAを上抜けるとゴールデンクロス、下抜けるとデッドクロスと呼ばれます。
ただ、実際に使うと、クロスしたから毎回勝てるというほど単純ではありません。レンジ相場では、短期線と長期線が何度も交差して、買いサインと売りサインが交互に出ることがあります。
価格が200MAより上なら買いサインを優先
価格が200MAより下なら売りサインを優先
MAが横向きの時はクロスサインを見送る
直近高値安値が更新されているか確認する
MAクロス系インジケーターは、サインを増やすより、見送る条件を決めるほうが使いやすくなります。
MT4で移動平均線インジケーターが重くなる原因と対策
移動平均線はシンプルなインジケーターですが、表示本数を増やしたり、MTF対応のものを複数入れたりすると、MT4が重くなることがあります。
| 重くなる原因 | 対策 |
|---|---|
| MAの表示本数が多い | 常用するMAを3本前後に絞る |
| 過去バーを大量に計算している | Max Barsなどの項目があれば表示本数を減らす |
| MTFインジを複数入れている | 上位足MAは必要な時間足だけにする |
| 不要なチャートを開きすぎている | 使っていない通貨ペアや時間足を閉じる |
常用チャートには20MA、75MA、200MAのような最低限の線だけを入れ、検証用チャートに複数MAや特殊なMAを入れると判断がブレにくくなります。
移動平均線インジケーターのよくある質問
複数のMAをまとめて見たいならBG StarやCryox MTF nmc、時間足やMA種類を細かく選びたいならavgs (any timeframe)、MA設定を素早く切り替えたいならpremior_maが使いやすいです。サインを絞りたい場合はSYSFAC_AMT_Trend、相場に合わせて反応が変わるMAを試したい場合はVidya_flやTRAMAが候補になります。
基本的な分析だけなら、MT4標準のMoving Averageで十分です。SMA、EMA、SMMA、LWMAを表示できるため、20MAや200MAを使った環境認識には問題なく使えます。色変化、MTF表示、アラート、複数MAの一括表示を使いたい場合は、カスタムインジケーターを使うと便利です。
最初はSMAからでよいと思います。SMAは多くのトレーダーが見ている基準線として使いやすく、環境認識に向いています。短期トレードで反応の早さを重視したい場合はEMAも便利です。
短期の細かい押し目や戻り目を見たいなら10SMA、少し大きめの流れを見たいなら20MAが使いやすいです。5分足や15分足で短期の勢いを見たい場合は10SMA、1時間足以上でトレンドの中心線を見たい場合は20MAが合いやすいです。
200MAは長期の方向を確認する代表的な移動平均線です。日足や4時間足、1時間足の200MAは多くのトレーダーが意識しやすく、価格が近づいた時に反発やブレイクが起きやすいポイントになります。
使いやすいです。特に、MAの傾きや価格との位置関係で色が変わるタイプは、トレンド方向を視覚的に確認しやすくなります。ただし、レンジ相場では色が頻繁に変わることがあります。
MAクロスだけで判断するのはあまりおすすめしません。トレンド相場では機能しやすいですが、レンジ相場ではゴールデンクロスとデッドクロスが何度も出て、ダマシが増えやすくなります。
まとめ|MT4移動平均線インジケーターは目的別に選ぶ
MT4の移動平均線インジケーターは、標準のMoving Averageだけでも十分に使えます。
ただ、複数MAをまとめて表示したい、上位足MAを重ねたい、MAの色変化を見たい、クロスサインやアラートがほしい場合は、カスタムインジケーターを使う価値があります。
大事なのは、移動平均線を増やすことではなく、それぞれの役割をはっきりさせることです。
短期線で勢いを見る
中期線で押し目・戻り目を見る
長期線で環境認識をする
まずは標準MAで20MAと200MAを表示し、そこから必要に応じて色変化型、MTF型、複数表示型のインジケーターを試していくのがおすすめです。















