トレンド転換を見つけてくれるMT4インジケーター13選
MT4のトレンド転換インジケーターは「初動探し」と「方向確認」で使い分ける
MT4でトレンド系インジケーターを探している人の多くは、「上昇に切り替わったところで買いたい」「下降に変わったところで売りたい」という目的があると思います。
ただ、実際に使ってみると、トレンド転換インジケーターには大きく2種類あります。
ひとつは、色の切り替わりやサインでトレンドの初動を狙うタイプ。もうひとつは、今の相場が上向きなのか下向きなのかを確認するタイプです。
この2つを混同すると、エントリーが早すぎたり、逆にサインが遅すぎて利幅が残っていなかったりします。
初動を狙うタイプは、うまくハマると利幅が大きい反面、ダマシも多くなります。
方向確認タイプは、エントリーは少し遅れやすいものの、トレンド中の押し目買い・戻り売りに使いやすいです。
この記事では、まずトレンド転換インジケーターの選び方と注意点を整理し、そのあとにMT4で使いやすいおすすめインジケーターを紹介します。
トレンド転換インジケーターを選ぶ前に知っておきたいこと
トレンド転換系のインジケーターは、見た目が派手なものほど魅力的に見えます。矢印が出たり、色がパッと変わったりすると、そこだけで売買できそうに感じます。
しかし、実際の相場では「転換したように見えたけれど、ただの押し目だった」という場面がかなり多いです。
特に1分足や5分足では、少し大きなローソク足が出ただけでサインが反応することがあります。短期足で使う場合は、上位足の方向を見てから使ったほうが安定しやすいです。
| 見るポイント | 確認したい内容 |
|---|---|
| サインの早さ | 早いほど初動を拾いやすいが、ダマシも増えやすい |
| トレンド方向 | 上位足と同じ方向のサインだけを使うと判断しやすい |
| レンジへの弱さ | 上下に細かくサインが出る場合は、レンジ相場に弱い |
| 利確の目安 | サインだけでなく、直近高値安値やラインも併用したい |
初心者が覚えておきたい用語
トレンド系インジケーターの記事では、いくつかの用語がよく出てきます。ここを理解しておくと、紹介するツールの使い分けがしやすくなります。
バンドウォークとは、ローソク足がバンドに沿って一方向に進む状態のことです。強いトレンドが出ている時に見られます。
ボラティリティとは、値動きの大きさのことです。値幅が大きい相場ほどボラティリティが高いと言います。
ドテンエントリーとは、買いポジションを閉じてすぐ売りに切り替える、または売りから買いへ切り替える売買方法です。
MT4トレンド転換インジケーターの選び方
個人的に使いやすいと感じるのは、「サインが出る理由をチャート上で確認できるタイプ」です。
たとえば、ラインを抜けたからサインが出た、ヒストグラムの色が変わった、移動平均線の並びが変わった、というように、見た目とロジックのつながりがあるものは検証しやすいです。
一方で、矢印だけが表示されるインジケーターは、サインの根拠がわかりにくい場合があります。もちろん使いやすいものもありますが、最初は「なぜここでサインが出たのか」を後から見直せるツールのほうが扱いやすいです。
MT4で使いやすいトレンド転換インジケーターおすすめ
ラインブレイクとバンドウォークを見やすくする「kase devstop original」
kase devstop originalは、青いラインを基準にトレンド方向を判断するインジケーターです。
ローソク足が青ラインの上にあれば上昇優勢、下にあれば下降優勢として見ます。さらに赤い点線がボリンジャーバンドのように表示されるため、値動きが広がっているのか、押し目の範囲内なのかを確認しやすいです。
使い方は、青ラインを抜けた直後に飛び乗るより、数本ローソク足を見て赤点線にも角度が出ているか確認するほうが扱いやすいです。特に15分足以上では、トレンド発生後の押し目確認に使いやすい印象があります。
向いている人は、ラインブレイクとトレンド継続をセットで見たい人です。注意点は、レンジ相場では青ラインを上下にまたぎやすく、方向感が定まりにくいことです。
高値安値の更新頻度から方向を読む「Aroon Up & Down」
Aroon Up & Downは、一定期間内で高値と安値がどれくらい更新されているかを見るインジケーターです。
サブチャートに2本のラインが表示され、青ラインが赤ラインを上抜けると上昇方向、赤ラインが青ラインを上抜けると下降方向として見ます。単純な移動平均線クロスとは違い、高値安値の更新をベースにしているので、トレンドの勢いを確認しやすいです。
使い方としては、クロス直後だけでなく、ラインが100付近まで伸びるかを見ます。強いトレンドでは片方のラインが高い位置に張りつくことがあり、その状態は順張りの判断材料になります。
向いている人は、サブチャートでトレンド方向を確認したい人です。注意点は、短期足ではラインが頻繁に交差しやすいため、上位足の方向と合わせたほうが見やすいことです。
ヒストグラムの色と高さで勢いを見る「Waddah Attar Explosion」
Waddah Attar Explosionは、ヒストグラムの色と高さでトレンド方向と勢いを確認するインジケーターです。
青系のヒストグラムは買い優勢、オレンジ系のヒストグラムは売り優勢として見ます。さらにヒストグラムが大きく伸びている場面は、相場の勢いが強くなっている状態として判断できます。
使い方は、色が変わった瞬間だけを見るのではなく、ヒストグラムに高さがあるかを確認します。色が変わってもヒストグラムが小さい場合は、レンジ内の小さな上下動で終わることがあります。
向いている人は、トレンド方向だけでなく、勢いの有無も見たい人です。注意点は、単体で売買判断を完結させるより、水平線や直近高値安値のブレイクと組み合わせたほうが使いやすいことです。
ダブルトップや三尊などをまとめて監視するパターン検出インジケーター
こちらは、ダブルトップ、ダブルボトム、三尊、逆三尊などのチャートパターンを監視するインジケーターです。
複数通貨や複数時間足をチェックできるため、ひとつひとつチャートを開いて形を探す手間を減らせます。トレンド転換を狙う場合、パターンの完成をきっかけに候補通貨を見つける使い方が向いています。
使い方は、表示されたパターンをそのまま売買するのではなく、ネックライン、直近高値安値、上位足の方向を確認してから判断します。パターン検出系は便利ですが、形だけで反応すると浅い押し戻しに巻き込まれることがあります。
向いている人は、複数通貨を監視してチャンスを探したい人です。注意点は、検出されたパターンが必ず転換を意味するわけではないことです。
KAMAとパラボリックで方向を色分けする「Parabolic SAR of KAMA」
Parabolic SAR of KAMAは、カウフマンの適応移動平均線とパラボリックを組み合わせてトレンド方向を判断するインジケーターです。
チャート上では、条件が買い方向にそろうと青色、売り方向にそろうと赤色に変わります。通常の移動平均線よりも値動きへの反応を調整しやすく、視覚的にもかなり見やすいタイプです。
使い方は、色が切り替わった場面をトレンド転換の候補として見ます。ただし、切り替わり直後はダマシもあるため、直近の高値安値を抜けているか、上位足と方向が合っているかを確認したいです。
向いている人は、ローソク足の上に直接トレンド方向を表示したい人です。注意点は、細かいレンジでは色が何度も変わりやすいことです。
5本の移動平均線でトレンドの強弱を見る「MA Fibo Fan MTF AIS+TT」
MA Fibo Fan MTF AIS+TTは、5本の移動平均線と色分けされたゾーンでトレンド方向を表示するインジケーターです。
移動平均線の間が色で塗られるため、上昇が強いのか、下降が強いのか、方向感が弱いのかをパッと見て判断できます。マルチタイムフレームに対応しているので、下位足チャートに上位足の流れを表示する使い方もできます。
使い方は、現在足だけで判断するより、ひとつ上の時間足を表示して方向確認に使うと見やすいです。たとえば5分足でエントリーするなら15分足や1時間足の表示を参考にします。
向いている人は、移動平均線ベースでトレンドの強弱を見たい人です。注意点は、強いトレンドが出た後はエントリーが遅れやすいことです。
トレンド転換を狙うMT4サインツール
1から13の数字で転換候補を見る「TD Sequential」
TD Sequentialは、ローソク足に1から9、または1から13のカウントを表示し、相場の行き過ぎや転換候補を探すインジケーターです。
海外では比較的知られている考え方ですが、日本語圏ではまだ使っている人が少なめです。9や13が点灯した場所を、反転候補として見るのが基本です。
使い方は、数字が出た場所で即エントリーするより、サポートライン、レジスタンスライン、ローソク足の反転形状と合わせて見るほうが現実的です。強いトレンド中は9や13が出ても、そのまま伸びることがあります。
向いている人は、逆張りや利確候補を探したい人です。注意点は、トレンドの初動を追いかけるというより、行き過ぎた相場の反転候補を探すタイプだという点です。
トレンドの上下を2色で表示する「Binary Code Indicator」
Binary Code Indicatorは、サブチャートに緑と赤のバーを表示し、トレンドの上下をシンプルに見せてくれるインジケーターです。
表示はかなりわかりやすく、買い方向か売り方向かを迷いにくいのが特徴です。ただし、レンジ相場を細かく判定してくれるタイプではないため、相場環境の確認は別で必要です。
使い方は、上位足の方向確認や、水平線付近での反応を見る補助として使うのが無難です。色が変わっただけで飛び乗ると、レンジ内の往復に巻き込まれやすくなります。
向いている人は、複雑な設定よりもシンプルな方向表示を好む人です。注意点は、色の切り替わりがそのまま利益につながるわけではないことです。
ドンチャンチャンネル系のサインツール「Take_Propips_DTPro」
Take_Propips_DTProは、ドンチャンチャンネルをベースにしたトレンド転換系のサインツールです。
ドンチャンチャンネルは、一定期間の高値安値を基準にブレイクを判断する考え方です。このインジケーターでは、トレンドの切り替わりをサインで表示してくれます。
使い方は、買いサインと売りサインを交互に使うドテン型が基本です。常にポジションを持つ前提のロジックに近いため、裁量で使う場合は、レンジの狭い場所や経済指標前を避けるなどの調整が必要です。
向いている人は、ブレイク系やドテン系のトレードを検証したい人です。注意点は、持ちっぱなし前提のため、途中で手仕舞いするルールも用意しておきたいことです。
ハーフトレンドとADRで初動を狙う「IFX_Trend_Line」
IFX_Trend_Lineは、ハーフトレンドとADRをベースにしたトレンド判断インジケーターです。
ADRは1日の平均的な値幅を意味します。相場がどれくらい動きやすいかを見ながら、ラインブレイクでトレンド方向を判断する形です。
通常のハーフトレンド系よりも反応が早めに感じる場面があります。その分、切り替わりの初動を拾いやすい反面、レンジではダマシも増えます。
使い方は、通貨ペアごとに期間設定を調整し、サインの出方を見ながら検証するのがおすすめです。向いている人は、早めのトレンド切り替わりを狙いたい人です。注意点は、早いサインほど損切りルールが重要になることです。
レンジブレイクを狙うサインツール「PZ_DayTrading」
PZ_DayTradingは、レンジを測定し、そのブレイクをきっかけにエントリーサインを出すインジケーターです。
元記事では「天底でサインが出る」と表現していましたが、これはメリットにもデメリットにもなります。うまく反応すれば反転の初動を拾えますが、強いトレンド中の逆張りサインになると、そのまま踏まれることもあります。
使い方は、レンジ上限や下限を抜けたあと、ローソク足が戻されずに残るかを確認することです。サインが出た足の終値、次の足の動き、直近の高値安値を合わせて見ると判断しやすくなります。
向いている人は、レンジブレイクを目視しながらサインも欲しい人です。注意点は、サインの位置だけでなく、ブレイク後の値動きまで見ることです。
トレンド切り替えをボックスで見る「block_Entry」
block_Entryは、チャート上のボックス表示でトレンド方向を見やすくするインジケーターです。
基本的にはトレンドが切り替わったタイミングで売買方向を変えるドテン型に近い使い方になります。見た目がシンプルで、どちらの方向を見ているのかがわかりやすいです。
ロジックの細部は公開情報だけでは判断しにくい部分がありますが、視覚的なわかりやすさはあります。初心者がトレンドの切り替わりをチャート上で確認する補助としては使いやすいです。
向いている人は、サインよりも色やボックスで方向を見たい人です。注意点は、レンジ相場ではドテンが続いて損切りが増えやすいことです。
ノンリペイント型のスーパートレンド「Non Repainting SuperTrend_alerts」
Non Repainting SuperTrend_alertsは、スーパートレンド系の考え方でトレンド方向を表示するインジケーターです。
スーパートレンドは、相場の値幅を見ながら、トレンド方向が変わった可能性のある場所を表示するタイプです。エントリーサインも表示されるため、トレンド転換の候補を視覚的に確認できます。
使い方は、サインが出たらすぐ入るのではなく、上位足の方向、直近高値安値、値幅の大きさを確認します。買いと売りが交互に出るドテン型に近いため、レンジが長い相場では細かい損切りが増えやすいです。
向いている人は、スーパートレンド系をMT4で使いたい人です。注意点は、ノンリペイントでも未来の勝敗を保証するわけではないことです。
トレンド転換インジケーターで失敗しやすい使い方
トレンド転換インジケーターで一番多い失敗は、サインだけを見てエントリーすることです。
特にトレンド初動を狙うインジケーターは、早く反応するほどダマシも増えます。サインが早いということは、まだ相場が確定していない段階で反応しているということでもあります。
サインが出た足の終値を待たずに入る。
上位足が逆方向なのに短期足のサインだけで入る。
レンジの真ん中で出たサインをそのまま使う。
利確と損切りの位置を決めずにドテン型を使う。
個人的には、トレンド転換インジケーターは「エントリーの答え」ではなく、「チャートを見るきっかけ」として使うほうが長く使えます。
おすすめの組み合わせ方
トレンド転換インジケーターを使うなら、単体よりも役割を分けた組み合わせがおすすめです。
たとえば、上位足の方向確認にはMA Fibo Fan MTF AIS+TTやAroon Up & Downを使い、短期足のエントリー候補にはkase devstop originalやNon Repainting SuperTrend_alertsを使う、といった形です。
また、利確や損切りはインジケーター任せにせず、直近高値安値、水平線、フィボナッチ、ATRなどで別に考えたほうが安定します。
| 目的 | 使いやすいインジケーター |
|---|---|
| 上位足の方向確認 | MA Fibo Fan MTF AIS+TT、Aroon Up & Down |
| 勢いの確認 | Waddah Attar Explosion |
| ラインブレイク確認 | kase devstop original、IFX_Trend_Line |
| 反転候補探し | TD Sequential、パターン検出インジケーター |
| ドテン検証 | Take_Propips_DTPro、block_Entry、SuperTrend系 |
関連して使いやすいMT4インジケーター
ラインを引くのが苦手な人は、トレンドライン自動描画系と組み合わせると転換点を見つけやすくなります。
トレンド転換サインの利確・損切り位置を決める時に使いやすいです。
押し目買い、戻り売り、利幅の目安を作りたい人に向いています。
MT4トレンド転換インジケーターのFAQ
インジケーターだけで安定して勝ち続けるのは難しいです。トレンド転換サインは便利ですが、上位足の方向、直近高値安値、損切り位置を合わせて確認したほうが現実的です。
最初は、トレンド方向が見やすいMA Fibo Fan MTF AIS+TT、Aroon Up & Down、kase devstop originalあたりが扱いやすいです。矢印だけのサインツールより、なぜそこで判断したのかをチャート上で確認しやすいものがおすすめです。
使えますが、短期足ほどノイズが増えます。短期足で使う場合は、15分足や1時間足の方向を確認してから、同じ方向のサインだけを使うほうが見やすいです。
ノンリペイントは、過去のサインが後から消えにくいという意味では便利です。ただし、サインが消えないことと、そのサインで勝てることは別です。損切り位置と相場環境の確認は必要です。
トレンド転換は、上昇から下降、下降から上昇へ変わる場面を探すことです。トレンド方向確認は、すでに出ている流れが上向きか下向きかを見ることです。初心者は、まず方向確認から始めたほうが判断しやすいです。
MT4トレンド転換インジケーターまとめ
MT4のトレンド転換インジケーターは、サインの見やすさだけで選ぶより、自分のトレードに必要な役割で選んだほうが失敗しにくいです。
初動を狙いたいなら、kase devstop original、IFX_Trend_Line、SuperTrend系。方向確認を重視するなら、Aroon Up & Down、MA Fibo Fan MTF AIS+TT。勢いの確認にはWaddah Attar Explosionが使いやすいです。
ただし、どのインジケーターもレンジ相場ではダマシが増えます。サインが出た理由をローソク足やラインで確認し、損切り位置まで決めてから使うことが大切です。
トレンド転換を狙うなら、まずはデモ口座や過去チャートで「どの場面では効きやすく、どの場面では負けやすいか」を確認してから実戦投入するのがおすすめです。








