MT4トレンド転換インジケーター13選
- MT4で使えるトレンド転換インジケーターの違い
- 初動検出・方向確認・サイン系の使い分け
- トレンド転換サインで失敗しやすい場面
- 上位足や直近高値安値と組み合わせる考え方
- 初心者が最初に試しやすいインジケーター
MT4でトレンド転換インジケーターを探している人の多くは、「上昇へ切り替わったところで買いたい」「下降へ変わったところで売りたい」と考えていると思います。
ただ、実際に使ってみると、トレンド転換系のインジケーターには大きく分けて2つのタイプがあります。
初動を狙うタイプは、うまくハマると早い位置から入れますが、レンジではダマシも増えます。
方向確認タイプは、エントリーは少し遅れやすいものの、トレンド中の押し目買い・戻り売りに使いやすいです。
この記事では、MT4で使えるトレンド転換インジケーターを13個比較し、それぞれの特徴と使いどころを整理します。
MT4トレンド転換インジケーターおすすめ比較表
まずは、この記事で紹介するトレンド転換系インジケーターを一覧で比較します。
同じトレンド転換系でも、ラインブレイクを見るもの、ヒストグラムで勢いを見るもの、チャートパターンを探すもの、スーパートレンド系のように方向を色分けするものがあります。
| インジケーター名 | タイプ | 主な特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| kase devstop original | ラインブレイク・方向確認 | 青ラインと赤点線でトレンド方向と値動きの広がりを確認 | 初動後の押し目・戻りを見たい人向け |
| Aroon Up & Down | 高値安値更新・方向確認 | 高値安値の更新頻度からトレンド方向を判断 | サブチャートで方向を確認したい人向け |
| Waddah Attar Explosion | ヒストグラム・勢い確認 | 色と高さでトレンド方向と勢いを表示 | ブレイクの勢いを見たい人向け |
| パターン検出インジケーター | チャートパターン検出 | ダブルトップ、三尊、逆三尊などを監視 | 複数通貨で反転候補を探したい人向け |
| Parabolic SAR of KAMA | KAMA・パラボリック | 色変化でトレンド方向を表示 | チャート上で方向をすぐ確認したい人向け |
| MA Fibo Fan MTF AIS+TT | 移動平均線・MTF方向確認 | 5本のMAと色分けゾーンでトレンドの強弱を表示 | 上位足の方向確認をしたい人向け |
| TD Sequential | カウント系・反転候補 | 1から9、または13のカウントで行き過ぎを確認 | 逆張りや利確候補を探したい人向け |
| Binary Code Indicator | 2色バー・方向表示 | サブチャートの色で上昇・下降を確認 | シンプルに方向を見たい人向け |
| Take_Propips_DTPro | ドンチャンチャンネル・ドテン系 | 高値安値ブレイクをもとに転換サインを表示 | ブレイク系のドテン検証をしたい人向け |
| IFX_Trend_Line | ハーフトレンド・ADR | ハーフトレンドとADRで方向転換を確認 | 早めのトレンド切り替わりを見たい人向け |
| PZ_DayTrading | レンジブレイク・サイン系 | レンジ測定とブレイクをもとにサイン表示 | レンジ抜けを目視しながら使いたい人向け |
| block_Entry | ボックス表示・ドテン系 | ボックスで方向の切り替わりを表示 | 色やボックスで方向を見たい人向け |
| Non Repainting SuperTrend_alerts | スーパートレンド・サイン系 | トレンド方向の切り替わりをサインで表示 | スーパートレンド系をMT4で使いたい人向け |
目的別に選ぶならどのトレンド転換インジケーターが使いやすいか
トレンド転換インジケーターは、矢印や色の見やすさだけで選ぶと失敗しやすいです。
最初は「初動を狙うのか」「方向確認に使うのか」「勢いを見たいのか」を分けると選びやすくなります。
なお、ここでは転換サインを直接出すインジケーターだけでなく、転換後の方向確認に使いやすいフィルター系インジケーターも含めて比較しています。
| 目的 | おすすめインジケーター | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 上位足の方向確認 | MA Fibo Fan MTF AIS+TT、Aroon Up & Down | エントリー前に大きな流れを確認しやすい |
| 勢いの確認 | Waddah Attar Explosion | ヒストグラムの色と高さで勢いを見やすい |
| ラインブレイク確認 | kase devstop original、IFX_Trend_Line | ライン抜けと方向転換をセットで見やすい |
| 反転候補探し | TD Sequential、パターン検出インジケーター | 行き過ぎやチャートパターンから候補を探せる |
| ドテン検証 | Take_Propips_DTPro、block_Entry、Non Repainting SuperTrend_alerts | 買いと売りの切り替わりを検証しやすい |
迷う場合は、まずAroon Up & DownやMA Fibo Fan MTF AIS+TTで方向確認をし、kase devstop originalやWaddah Attar Explosionで初動や勢いを見る流れが扱いやすいです。
トレンド転換インジケーターを選ぶ前に知っておきたいこと
トレンド転換系のインジケーターは、見た目が派手なものほど魅力的に見えます。矢印が出たり、色がパッと変わったりすると、そこだけで売買できそうに感じるからです。
しかし、実際の相場では「転換したように見えたけれど、ただの押し目だった」という場面もあります。
特に1分足や5分足では、少し大きなローソク足が出ただけでサインが反応することがあります。短期足で使う場合は、上位足の方向を見てから使ったほうが判断しやすいです。
| 見るポイント | 確認したい内容 |
|---|---|
| サインの早さ | 早いほど初動を拾いやすいが、ダマシも増えやすい |
| トレンド方向 | 上位足と同じ方向のサインだけを使うと判断しやすい |
| レンジへの弱さ | 上下に細かくサインが出る場合は、レンジ相場に弱い |
| 利確の目安 | サインだけでなく、直近高値安値やラインも併用したい |
MT4で使いやすいトレンド転換インジケーター13選
ここからは、MT4で使えるトレンド転換インジケーターを順番に紹介します。
すべてを同じチャートに入れる必要はありません。方向確認用、勢い確認用、サイン確認用のように役割を分けて選ぶと、チャートが見やすくなります。
ラインブレイクとバンドウォークを見やすくする「kase devstop original」
kase devstop originalは、青いラインを基準にトレンド方向を判断するインジケーターです。
ローソク足が青ラインの上にあれば上昇優勢、下にあれば下降優勢として見ます。さらに赤い点線がボリンジャーバンドのように表示されるため、値動きが広がっているのか、押し目の範囲内なのかを確認しやすいです。
青ラインを抜けた直後に飛び乗るより、数本ローソク足を見て、赤点線にも角度が出ているか確認するほうが扱いやすいです。
向いている人:ラインブレイクとトレンド継続をセットで見たい人
使いどころ:15分足以上で、トレンド発生後の押し目・戻りを確認する場面
注意点:レンジ相場では青ラインを上下にまたぎやすいです
kase devstop originalの詳しい解説はこちら
高値安値の更新頻度から方向を読む「Aroon Up & Down」
Aroon Up & Downは、一定期間内で高値と安値がどれくらい更新されているかを見るインジケーターです。
サブチャートに2本のラインが表示され、青ラインが赤ラインを上抜けると上昇方向、赤ラインが青ラインを上抜けると下降方向として見ます。
単純な移動平均線クロスとは違い、高値安値の更新をベースにしているので、トレンドの勢いを確認しやすいです。
向いている人:サブチャートでトレンド方向を確認したい人
使いどころ:上位足の方向確認、順張りフィルター
注意点:短期足ではラインが頻繁に交差しやすいです
ヒストグラムの色と高さで勢いを見る「Waddah Attar Explosion」
Waddah Attar Explosionは、ヒストグラムの色と高さでトレンド方向と勢いを確認するインジケーターです。
青系のヒストグラムは買い優勢、オレンジ系のヒストグラムは売り優勢として見ます。さらにヒストグラムが大きく伸びている場面は、相場の勢いが強くなっている状態として判断できます。
色が変わった瞬間だけを見るのではなく、ヒストグラムに高さがあるかを確認するのがポイントです。
向いている人:トレンド方向だけでなく勢いも見たい人
使いどころ:直近高値安値のブレイク後、勢いが出ているか確認する場面
注意点:水平線や高値安値のブレイクと組み合わせたほうが見やすいです
Waddah Attar Explosionの詳しい解説はこちら
ダブルトップや三尊などを監視する「パターン検出インジケーター」
こちらは、ダブルトップ、ダブルボトム、三尊、逆三尊などのチャートパターンを監視するインジケーターです。
複数通貨や複数時間足をチェックできるため、ひとつひとつチャートを開いて形を探す手間を減らせます。
表示されたパターンをそのまま売買するのではなく、ネックライン、直近高値安値、上位足の方向を確認してから判断したいです。
向いている人:複数通貨を監視して反転候補を探したい人
使いどころ:ダブルトップ、三尊、逆三尊などの候補探し
注意点:検出されたパターンが必ず転換を意味するわけではありません
KAMAとパラボリックで方向を色分けする「Parabolic SAR of KAMA」
Parabolic SAR of KAMAは、カウフマンの適応移動平均線とパラボリックを組み合わせてトレンド方向を判断するインジケーターです。
チャート上では、条件が買い方向にそろうと青色、売り方向にそろうと赤色に変わります。通常の移動平均線よりも値動きへの反応を調整しやすく、視覚的にも分かりやすいタイプです。
向いている人:ローソク足の上に直接トレンド方向を表示したい人
使いどころ:方向転換の候補確認、押し目・戻りの補助
注意点:細かいレンジでは色が何度も変わりやすいです
Parabolic SAR of KAMAの詳しい解説はこちら
5本の移動平均線でトレンドの強弱を見る「MA Fibo Fan MTF AIS+TT」
MA Fibo Fan MTF AIS+TTは、5本の移動平均線と色分けされたゾーンでトレンド方向を表示するインジケーターです。
移動平均線の間が色で塗られるため、上昇が強いのか、下降が強いのか、方向感が弱いのかをパッと見て判断できます。
マルチタイムフレームに対応しているので、下位足チャートに上位足の流れを表示する使い方もできます。
向いている人:移動平均線ベースでトレンドの強弱を見たい人
使いどころ:上位足方向の確認、トレンド中の押し目・戻り判断
注意点:強いトレンドが出た後はエントリーが遅れやすいです
MA Fibo Fan MTF AIS+TTの詳しい解説はこちら
トレンド転換を狙うMT4サインツール
1から13の数字で転換候補を見る「TD Sequential」
TD Sequentialは、ローソク足に1から9、または1から13のカウントを表示し、相場の行き過ぎや転換候補を探すインジケーターです。
9や13が点灯した場所を反転候補として見ます。ただし、数字が出た場所で即エントリーするより、サポートライン、レジスタンスライン、ローソク足の反転形状と合わせて見るほうが現実的です。
向いている人:逆張りや利確候補を探したい人
使いどころ:行き過ぎた相場の反転候補確認
注意点:強いトレンド中は9や13が出ても、そのまま伸びることがあります
トレンドの上下を2色で表示する「Binary Code Indicator」
Binary Code Indicatorは、サブチャートに緑と赤のバーを表示し、トレンドの上下をシンプルに見せてくれるインジケーターです。
表示はかなり分かりやすく、買い方向か売り方向かを迷いにくいのが特徴です。ただし、レンジ相場を細かく判定してくれるタイプではないため、相場環境の確認は別で必要です。
向いている人:複雑な設定よりもシンプルな方向表示を好む人
使いどころ:上位足の方向確認、水平線付近での反応確認
注意点:色の切り替わりだけで飛び乗るとレンジに巻き込まれやすいです
Binary Code Indicatorの詳しい解説はこちら
ドンチャンチャンネル系のサインツール「Take_Propips_DTPro」
Take_Propips_DTProは、ドンチャンチャンネルをベースにしたトレンド転換系のサインツールです。
一定期間の高値安値を基準にブレイクを判断し、トレンドの切り替わりをサインで表示してくれます。
向いている人:ブレイク系やドテン系のトレードを検証したい人
使いどころ:高値安値ブレイクを使った方向転換の確認
注意点:持ちっぱなし前提に近いため、途中で手仕舞いするルールも必要です
ハーフトレンドとADRで初動を狙う「IFX_Trend_Line」
IFX_Trend_Lineは、ハーフトレンドとADRをベースにしたトレンド判断インジケーターです。
ADRは1日の平均的な値幅を意味します。相場がどれくらい動きやすいかを見ながら、ラインブレイクでトレンド方向を判断する形です。
通常のハーフトレンド系よりも反応が早めに感じる場面があります。その分、切り替わりの初動を拾いやすい反面、レンジではダマシも増えます。
向いている人:早めのトレンド切り替わりを狙いたい人
使いどころ:短期足で初動候補を確認したい場面
注意点:早いサインほど損切りルールが重要になります
レンジブレイクを狙うサインツール「PZ_DayTrading」
PZ_DayTradingは、レンジを測定し、そのブレイクをきっかけにエントリーサインを出すインジケーターです。
うまく反応すれば反転の初動を拾えますが、強いトレンド中の逆張りサインになると、そのまま踏まれることもあります。
サインが出た足の終値、次の足の動き、直近高値安値を合わせて見ると判断しやすくなります。
向いている人:レンジブレイクを目視しながらサインも欲しい人
使いどころ:レンジ上限・下限を抜けた後の確認
注意点:サインの位置だけでなく、ブレイク後の値動きまで見たいです
トレンド切り替えをボックスで見る「block_Entry」
block_Entryは、チャート上のボックス表示でトレンド方向を見やすくするインジケーターです。
基本的には、トレンドが切り替わったタイミングで売買方向を変えるドテン型に近い使い方になります。見た目がシンプルで、どちらの方向を見ているのかが分かりやすいです。
向いている人:サインよりも色やボックスで方向を見たい人
使いどころ:トレンド方向の切り替わり確認
注意点:レンジ相場ではドテンが続いて損切りが増えやすいです
ノンリペイント型のスーパートレンド「Non Repainting SuperTrend_alerts」
Non Repainting SuperTrend_alertsは、スーパートレンド系の考え方でトレンド方向を表示するインジケーターです。
相場の値幅を見ながら、トレンド方向が変わった可能性のある場所を表示します。エントリーサインも表示されるため、トレンド転換の候補を視覚的に確認できます。
向いている人:スーパートレンド系をMT4で使いたい人
使いどころ:方向転換候補の確認、ドテン型の検証
注意点:ノンリペイントでも未来の勝敗を保証するわけではありません
Non Repainting SuperTrend_alertsの詳しい解説はこちら
トレンド転換インジケーターで失敗しやすい使い方
トレンド転換インジケーターで一番多い失敗は、サインだけを見てエントリーすることです。
特にトレンド初動を狙うインジケーターは、早く反応するほどダマシも増えます。サインが早いということは、まだ相場が確定していない段階で反応しているということでもあります。
サインが出た足の終値を待たずに入る
上位足が逆方向なのに短期足のサインだけで入る
レンジの真ん中で出たサインをそのまま使う
利確と損切りの位置を決めずにドテン型を使う
トレンド転換インジケーターは「エントリーの答え」ではなく、「チャートを見るきっかけ」として使うほうが長く使えます。
トレンド転換インジケーターのおすすめの組み合わせ方
トレンド転換インジケーターを使うなら、単体よりも役割を分けた組み合わせがおすすめです。
たとえば、上位足の方向確認にはMA Fibo Fan MTF AIS+TTやAroon Up & Downを使い、短期足のエントリー候補にはkase devstop originalやNon Repainting SuperTrend_alertsを使う、といった形です。
| 目的 | 使いやすいインジケーター |
|---|---|
| 上位足の方向確認 | MA Fibo Fan MTF AIS+TT、Aroon Up & Down |
| 勢いの確認 | Waddah Attar Explosion |
| ラインブレイク確認 | kase devstop original、IFX_Trend_Line |
| 反転候補探し | TD Sequential、パターン検出インジケーター |
| ドテン検証 | Take_Propips_DTPro、block_Entry、Non Repainting SuperTrend_alerts |
利確や損切りはインジケーター任せにせず、直近高値安値、水平線、フィボナッチ、ATRなどで別に考えたほうが判断しやすいです。
関連して使いやすいMT4インジケーター
ラインを引くのが苦手な人は、トレンドライン自動描画系と組み合わせると転換点を見つけやすくなります。
トレンド転換サインの利確・損切り位置を決める時に使いやすいです。
押し目買い、戻り売り、利幅の目安を作りたい人に向いています。
MT4トレンド転換インジケーターのFAQ
インジケーターだけで売買判断を完結させるのはおすすめしません。トレンド転換サインは便利ですが、上位足の方向、直近高値安値、損切り位置を合わせて確認したほうが現実的です。
最初は、トレンド方向が見やすいMA Fibo Fan MTF AIS+TT、Aroon Up & Down、kase devstop originalあたりが扱いやすいです。矢印だけのサインツールより、なぜそこで判断したのかをチャート上で確認しやすいものがおすすめです。
使えますが、短期足ほどノイズが増えます。短期足で使う場合は、15分足や1時間足の方向を確認してから、同じ方向のサインだけを使うほうが見やすいです。
ノンリペイントは、過去のサインが後から消えにくいという意味では便利です。ただし、サインが消えないことと、そのサインでうまくいくことは別です。損切り位置と相場環境の確認は必要です。
トレンド転換は、上昇から下降、下降から上昇へ変わる場面を探すことです。トレンド方向確認は、すでに出ている流れが上向きか下向きかを見ることです。初心者は、まず方向確認から始めたほうが判断しやすいです。
MT4トレンド転換インジケーターまとめ
MT4のトレンド転換インジケーターは、サインの見やすさだけで選ぶより、自分のトレードに必要な役割で選んだほうが失敗しにくいです。
初動を狙うなら、kase devstop original、IFX_Trend_Line、Non Repainting SuperTrend_alerts
方向確認を重視するなら、Aroon Up & Down、MA Fibo Fan MTF AIS+TT
勢いの確認には、Waddah Attar Explosion
反転候補探しには、TD Sequentialやパターン検出インジケーター
どのインジケーターも、レンジ相場ではダマシが増えます。サインが出た理由をローソク足やラインで確認し、損切り位置まで決めてから使うことが大切です。
まずはデモ口座や過去チャートで、「どの場面では使いやすく、どの場面では見送りたいか」を確認してから実戦に取り入れるのがおすすめです。









