
スキャルピングとは?
スキャルピングの定義はだいたいエントリーしてから数秒~数分単位で細かい利益を積んでいくトレード方法です。
時間足は1分足~15分足くらいまでを利用し、東京時間9時から10時、ロンドン時間やNY時間開始時など、ボラティリティが上がる時間を狙って取引することが多いです。
回転が早いので資金効率が良い人気の手法ですが、エントリー時に損切りと利確の位置を瞬時に決定できるくらいのスキル、そして確実に損切りを実行するメンタルが必要な上級者向けトレードでもあります。
スキャルピングに適したインジケーターの特徴
スキャルピングは小さい利益を取引数でカバーするスタイルなので、複数ペアを監視したり、チャートの通貨切り替えがスムーズにできる補助インジケーターは重要です。
また、多くの決断が必要になりますので、損切り&利確位置の目安を表示してくれる補助インジケーターがあればトレードのミスが減ります。
取引回数が多くなるので隠れ取引コストの削減が重要
スキャルピングは多いと1日2~30回の取引は当たり前になります。しかしその場合、1取引ごとにスプレッドという見えにくい取引コストがかかってきます。
日本の業者ですとスプレッドに関してはかなり狭いので気にならないかもしれませんが、ハイレバでの取引や、追証で口座がマイナスにならないゼロカット口座が目的で海外FX業者を使う場合は、XMなどを使っているとかなりコストが高くなるので下記の記事を参考にして取引コストを下げるのがおすすめです。

スキャルピングにおすすめのインジケーター
違う時間足を重ねて表示するインジケーター「CustomCandle6」


CustomCandle6はチャートに複数の時間足のローソクを表示してくれるインジケーターです。
スキャルピングはついつい目の前の足に囚われて上位足の確認を忘れがちですが、このインジケーターがあればチャートを切り替えずとも上位足が描写されるのでとても便利です。
スキャルピングだけでなく、すべてのトレードにおすすめできるインジケーターです。

通貨ペアの全時間プライスアクションを監視するインジケーター

このインジケーターは非常に監視範囲の広いインジケーターで、ほぼすべての通貨ペアと時間のローソク足パターンを読み取って教えてくれます。
読み取れるパターンも非常に多く、ピンバーやハラミ足は当然のこと、明けの明星や赤三兵なんかも検出可能です。
しかもサブチャートにパターンが出現したら、そのテキストをクリックでそのチャートに飛ぶこともできるという、スキャルピングの補助にとても便利なインジケーターです。

リスクリワードレシオが簡単に扱える「RiskReward_Ratio_TradingView」

このインジケーターは利確と損切りの位置を表すリスクリワードレシオを簡単に計測してくれます。→リスクリワードについてはこちら
スキャルピングはエントリー回数が多いですが、その全てでリスクリワードを優位に保つ必要があります。
しかしトレード初心者さんはその点がすっぽり抜けていることも多いですので、リスクリワードを普段気にしていなかった方はこのインジケーターでエントリーを検証することをおすすめします。

ATRから利食いと損切りラインを自動計算してくれるインジケーター「ATR with values」


ATR with valuesはエントリー箇所をクリックするとそこからの利確・損切り位置をライン表示してくれます。
各ラインはATRによって幅が自動で変わりますので、リスクコントロールとして非常に有効です。また、利確損切りの倍率は自由に変更ができますのでご自身にあった幅に設定が可能です。

様々な設定可能なスキャルピング補助ツール「Trend scalp」

サブチャートに価格の勢いを感知するラインを表示し、オシレーターの数値によって矢印を出してくれるサインツールです。
使い方としては『UpperLevel』『Lower Lebel』を超えたらサインが出る設定にして順張り、一度超えたLevelが戻ったらサインを出す設定にしての逆張りの使い方ですが、単体で使うよりは、プライスアクションなどのローソクの形を重視するインジケーターをあわせて使ったほうがより勝率は上がるかと思います。

どの価格で注文が多いかを表示してくれるインジケーター「OrderBook」

OrderBookは1日単位で、どの価格帯で多くの取引があったかを表示してくれます。
取引が多い価格帯は多くの注文がはいったということですので、抵抗帯として考えることができます。
短い時間足は上位足に比べてテクニカルが効きにくいので、こういったインジケーターを利用して優位性を高めることも重要です。

スキャルピングで便利な補助系インジケーター
カウントダウンと日本時間を表示してくれる国産インジケーター「SYSFAC_Timer」

こちらのインジケーターは良く見かけるカウントダウンインジケーターなのですが、なにが良いかってローソクに現在時刻が着いてきてチャート下部に時間を表示してくれるんですよね。
これはありそうでなかったとても便利な機能で、表示しておくと仲値やロンドンフィックスや指標発表時などをうっかり見落とすこともなくなったり、あとからチャートの検証のときにものすごく便利だったりします。
ちなみにこれはMT4時間で表示ですが、上位版は市場の色分けと日本時間表示もしてくれます。そしてなぜか上位版も無料という謎仕様なのです。

各FXブローカーのポジションを一覧表示してくれるインジケーター


こちらは各FX業者のポジションを表示してくれるインジケーターです。オアンダのオーダーブックの海外版ですね。
更新頻度が不明なのでこまめなスキャルピング向けのインジケーターではないのですが、それでもロングとショートに大きな差が出ているときは流れに逆らわないようなトレードを心がけることで勝率を上げることができます。
なお、一部文字化けしますので、それについては下記の記事で解説しています。

ボラティリティからロットや損切り幅を自動計算するインジケーター「ATR-Risk-Calculator-Indicator」

このインジケーターは、ATRを基準として何倍を損切り幅にするか、口座資金の何%までリスクを許容してロットを設定するかを自動計算してチャートに表示してくれます。
計算に使っているATRは、現在の相場がどれくらい良く動いているかの指標で、相場が激しく動けばATRは高くなり、相場が落ち着いていればATRは低くなる性質があります。
見た目は地味ですが、リスクコントロールにとても有効なインジケーターです。

主要8通貨の強さを監視するインジケーター

こちらはメジャー通貨すべてを監視し、通貨の強弱を監視してくれるインジケーターです。
画面の左側半分と右側半分では別のロジックで通貨の強弱を表しており、両サイドを見ながら監視します。また、各通貨をクリックするとそのチャートが開く仕様でなかなか親切設計です。

通貨ペアや時間をチャートに表示してくれる「Symbol changer」

こちらはチャート上に通貨ペアと時間足の変更ボタンを表示して、簡単に切り替えることができるようになるインジケーターです。
ボタンクリックでチャートの切り替え系はたくさんありますが、動作が軽く網羅性が高いので、頻繁にチャートを切り替えるスキャルピングにおすすめです。

通貨ペアのスプレッド一覧を表示

「Bid(売値)」と「Ask(買値)」の差額であるスプレッドの一覧をリアルタイムで表示してくれるインジケーターです。
スプレッドが狭い業者と広い業者では取引コストに大きな違いがでますので、このインジケーターで比較することはスキャルピングをやっていく上で重要です。

通貨ペアの強弱をグラフで表示

指定した4種類の通貨ペアの強弱をグラフで表示してくれるインジケーターです。
スキャルピングでは強い通貨と弱い通貨を組み合わせてのトレードが多いですが、これを把握できるようになると、最強通貨で逆張りショートなどの下手なエントリーが減るのでおすすめです。

経済指標を一覧表示「MarketCalendar」

MarketCalendarは経済指標をチャート上に一覧表示してくれるインジケーターです。ウィンドウズのダイアログボックス方式をMT4で採用しており、チャートの中を自由に移動が可能です。
スキャルピングでは経済指標発表時の大きな値動きは、ほぼギャンブルに近いものになりますので避ける必要があります。
そんな時にMarketCalendarがあれば、指標忘れで巻き込まれる事故が減るのでおすすめです。

スキャルピングにおすすめのインジケーター特集まとめ



