【MT4】エリオット波動を自動描画|第3波の見つけ方と無料インジケーター8選
エリオット波動インジケーターの選び方
MT4で使える無料の自動描画ツール
第3波を狙うときの見方
カウントがズレる原因と対策
各インジケーターの向き不向き
エリオット波動インジケーターとは?MT4で何ができるのか
エリオット波動インジケーターは、チャート上の高値・安値をもとに、波のカウントやライン、フィボナッチ目安などを表示するMT4用ツールです。
エリオット波動は「上昇5波・下降3波」が基本ですが、実際のチャートはきれいに並びません。時間足を変えると波の見え方も変わりますし、リアルタイムでは1波なのか、ただの戻りなのかも判断しにくいです。
そこで役に立つのが、エリオット波動を自動描画するインジケーターです。
ただし、インジケーターは正解を出す道具ではありません。あくまで「波の候補を同じ基準で表示する道具」として使うのが現実的です。
エリオット波動のカウントが難しい理由
エリオット波動で迷いやすい理由は、波の始点が人によって変わるからです。
同じチャートでも、直近安値から数える人もいれば、もっと大きな安値から数える人もいます。さらに下位足を見ると、その中に小さな波がいくつも入っています。
始点をどこに置くかでカウントが変わる
上位足と下位足で波の大きさが違う
高値・安値を更新するとラベルが動くことがある
後から見れば簡単でも、リアルタイム判断は難しい
インジケーターを使うメリットは、この判断基準をそろえられることです。毎回同じロジックで波を表示してくれるため、検証がしやすくなります。
初心者は第3波だけを見ると使いやすい
エリオット波動を使うなら、最初から1波から5波まで全部を取ろうとしないほうがいいです。
特に見やすいのは第3波です。
第3波は、1波の高値や安値を抜けてトレンドが走りやすい場所です。勢いが出やすく、値幅も狙いやすいため、エリオット波動を実戦で使うならまずここを見るのがおすすめです。
1波らしい初動が出ている
2波の押し戻りが深すぎない
1波の高値または安値を抜けている
上位足の流れと逆らっていない
フィボナッチや水平線と反応位置が重なる
インジケーターが「3」と表示したから入るのではなく、第3波になりやすい条件が重なっているかを見ることが大切です。
エリオット波動インジケーターの選び方
エリオット波動インジケーターには、自動カウント型、半裁量型、1-2-3パターン型、オシレーター型があります。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 自動カウント型 | 波の番号を自動表示 | 全体像を早く見たい人 |
| 半裁量型 | 始点を自分で決める | 波の起点にこだわりたい人 |
| 1-2-3型 | 第3波に近い形を探しやすい | エントリー重視の人 |
| オシレーター型 | 波の勢いを確認する | カウント補助に使いたい人 |
自動描画型は全体像をつかみやすい
エリオット波動をまだ自分で数えられない段階なら、自動描画型から試すとわかりやすいです。
チャートを開くだけで波の候補が表示されるため、過去チャートで「どこを1波と見るのか」「どこで3波が伸びたのか」を確認しやすくなります。
ただし、自動描画型はリペイントすることがあります。数字が出た瞬間に飛び乗るのではなく、確定足、水平線、上位足の流れを一緒に見るのが安全です。
3波狙いなら1-2-3パターン系も使いやすい
第3波を狙うだけなら、厳密なエリオット波動のカウントより、1-2-3パターンのほうが実戦向きな場面もあります。
1波が出る、2波で押す、1波の高値を抜ける。この流れは第3波狙いとかなり近い考え方です。
波の名前を正しく当てるより、伸びやすい場所で入り、ダメなら早く逃げる。そのためには、エリオット波動インジケーターと1-2-3パターン系を組み合わせるのも有効です。
エリオット波動インジケーターを使うときの注意点
リペイントを前提に見る
エリオット波動系のインジケーターは、高値・安値をもとに波を作るものが多いため、相場が進むと過去のラベルが動くことがあります。
これは故障ではありません。
大事なのは、未確定のラベルだけで判断しないことです。第1波の高値抜け、第2波の安値割れ、上位足の方向、ローソク足の確定を合わせて見ると、リペイントに振り回されにくくなります。
上位足の方向を必ず確認する
15分足で上昇3波に見えても、4時間足や日足が強い下降トレンドなら、その上昇はただの戻りで終わることがあります。
日足や4時間足で大きな方向を見る
1時間足で波の位置を確認する
15分足以下でタイミングを取る
上位足の抵抗帯では利確を早めに考える
エリオット波動インジケーターは、ひとつの時間足だけで使うより、複数時間足で見たほうが精度が上がります。
フィボナッチと組み合わせる
エリオット波動と相性が良いのがフィボナッチです。
第2波の押し戻りでは38.2%、50.0%、61.8%付近、第3波の利確目標では161.8%付近が目安になります。
ただし、フィボナッチも単独では使いません。水平線、ローソク足の反応、上位足の方向、エリオット波動のカウントが重なる場所を見ると判断しやすくなります。
フィボナッチの引き方を理解して、エリオット第一波の起点を見極める
MT4で使えるエリオット波動インジケーター8選
複数時間足の波を同時に見られる「nelly-elliot-wave-indicator」
nelly-elliot-wave-indicatorは、複数時間足のエリオット波動を同時に表示できるインジケーターです。
特徴は、上位足の波を見ながら下位足のエントリーを探しやすいこと。たとえば、日足や4時間足の大きな波の中で、15分足や1時間足の第3波を探すような使い方ができます。
向いている人:マルチタイムフレームで波を確認したい人
使いどころ:上位足3波中の下位足エントリーを探す場面
注意点:表示情報が多いので、最初は時間足を絞って使う
始点を自分で決める半裁量型「W5T Elliott Wave」
W5T Elliott Waveは、波の始点を自分で決めて使う半裁量型のエリオット波動インジケーターです。
完全自動よりも、自分の見ている波に合わせやすいのが特徴です。エリオット波動の基本が少しわかっている人なら、自動カウント型より使いやすく感じる場面があります。
向いている人:波の起点を自分で決めたい人
使いどころ:トレンドラインブレイク後の初動確認
注意点:始点を間違えると、その後のカウントもズレる
1-2-3パターンを自動認識「UniZigZagChannel_v2.4」
UniZigZagChannel_v2.4は、厳密なエリオット波動インジケーターではありませんが、1-2-3パターンを自動認識してくれるため、第3波狙いと相性が良いです。
押し安値・戻り高値のブレイクを見たいときに使いやすく、チャンネルラインも一緒に確認できます。
向いている人:エリオット波動を実戦エントリーに使いたい人
使いどころ:1波高値抜け、戻り高値抜けを狙う場面
注意点:細かいノイズを拾うことがあるので上位足確認が必要
カウントとフィボナッチを表示「Elliot-Fibonacci」
Elliot-Fibonacciは、エリオット波動のカウントとフィボナッチラインを同時に表示するインジケーターです。
第2波の押し戻りや、第3波の利確目安をフィボナッチで確認したい人に向いています。波と値幅目標を同じチャート上で見られるのが便利です。
向いている人:波のカウントとフィボナッチを一緒に見たい人
使いどころ:第2波の反発位置や第3波の利確目標確認
注意点:ラインが増えるので、不要な表示は整理して使う
エリオット波動とダブルトップ・ボトムを確認「ELW」
ELWは、エリオット波動の自動判断に加えて、ダブルトップやダブルボトムの判断にも使えるインジケーターです。
反転ポイントを探したいときに役立ちます。ダウンロード後は、エリオット波動用とダブルトップ・ボトム用のファイルが分かれている点に注意してください。
向いている人:波動と反転パターンを同時に見たい人
使いどころ:天井圏・底値圏での反転確認
注意点:エリオット用とパターン用のファイルを分けて管理する
多機能パネル付き「Elliott Wave ABCD」
Elliott Wave ABCDは、エリオット波動の自動判別に加えて、マルチタイムフレーム、アラーム、複数通貨の波動表示に対応した多機能型インジケーターです。
パネルから通貨ペアや時間足を切り替えられるので、複数チャートを監視したい人には便利です。
向いている人:複数通貨や複数時間足をまとめて見たい人
使いどころ:監視通貨の波動状態をざっくり確認する場面
注意点:機能が多いので、最初は表示を絞って使う
波の勢いを見るEWO「Elliot oscillator – waves averages」
Elliot oscillator – waves averagesは、エリオット波動のカウントそのものではなく、波の勢いを見るためのオシレーターです。
2本の移動平均線の差をヒストグラム化し、トレンドの強弱を見やすくします。第3波の勢い確認や、第5波の失速確認に使いやすいです。
向いている人:波の勢いを数値的に確認したい人
使いどころ:第3波の伸び、第5波の失速、ダイバージェンス確認
注意点:単独サインではなく、カウント補助として使う
ABCパターンで3波を狙う「Semafor+123Triangles」
Semafor+123Trianglesは、ABCパターンを三角形で表示し、トレンド転換や第3波に近い動きを探しやすくするインジケーターです。
大底や天井付近の反転候補を見つけたいときに便利です。フィボナッチや水平線と組み合わせると、無駄なエントリーを減らしやすくなります。
向いている人:ABCパターンから第3波を狙いたい人
使いどころ:底値圏・天井圏からの反転初動確認
注意点:逆張り気味になる場面では損切りを浅く決める
ウォルフ波動を自動認識するMT4インジ
反転狙いのエントリー精度を上げたい人向けです。
フィボ比率を瞬時に把握できるMT4ツール
エントリーと利確位置を整理したい人に向いています。
エリオット波動インジケーターを使った第3波の狙い方
第3波エントリーの流れ
第3波を狙うときは、次の順番で見るとシンプルです。
1波の発生を確認する
2波の押し戻りを待つ
1波の高値または安値に水平線を引く
ブレイク後に下位足でタイミングを取る
損切りは2波の終点付近に置く
第3波狙いで大切なのは、早く入りすぎないことです。
2波の途中で入ると、まだ調整が深くなる可能性があります。1波の高値抜け、または下位足の反転サインを確認してから入るほうが、無駄な損切りを減らしやすいです。
利確と損切りの目安
損切りは、第2波の安値または高値を基準に置きます。ここを抜けると、第3波の前提が崩れるためです。
利確は、第1波の値幅に対して161.8%付近をひとつの目安にします。ただし、上位足の抵抗帯が近い場合は、無理に伸ばしすぎないほうがいいです。
損切り:第2波の終点付近
第一利確:直近高値・安値
第二利確:フィボナッチ161.8%付近
注意点:上位足の抵抗帯では早めの利確も検討
エリオット波動インジケーターの失敗例
数字だけを見てエントリーする
よくある失敗は、インジケーターが「3」と表示しただけで入ることです。
3波のラベルが出ても、上位足が逆方向だったり、直近高値を抜けていなかったりすると、すぐ反転することがあります。
小さい時間足だけで判断する
1分足や5分足でもエリオット波動は表示されますが、ノイズが多くなります。
短期足で使う場合でも、上位足の方向を確認して、その流れに沿う波だけを採用したほうが安定します。
リペイントを知らずに使う
ZigZag系のロジックを使うインジケーターは、後からラベルが動くことがあります。
そのため、過去チャートだけを見ると非常にきれいに見えます。リアルタイムで使う場合は、確定足と損切り位置を必ずセットで考えてください。
よくある質問
使えます。ただし、数字を売買サインとして見るのではなく、波の候補として見るのがおすすめです。最初は過去チャートで、インジケーターがどの高値・安値を拾っているか確認すると理解しやすいです。
目安として使うのが安全です。インジケーターは過去の価格データや計算アルゴリズムをもとに波を表示しますが、急な指標発表や強いトレンドではカウントが変わることがあります。水平線、フィボナッチ、上位足の方向と合わせて判断してください。
無料のエリオット波動インジケーターを探すなら、現時点ではMT4のほうが選択肢は多いです。MT5をメインで使っている人でも、分析用にMT4を併用するとインジケーターを試しやすくなります。
リペイントするから使えない、というわけではありません。高値・安値をもとに波を描くタイプでは、ある程度の再描画は起こります。大切なのは、ラベルが出た瞬間ではなく、確定足やブレイク後に判断することです。
まずは1時間足や4時間足がおすすめです。短期足よりノイズが少なく、波の形を確認しやすいです。スキャルピングで使う場合も、上位足の方向を確認してから下位足でタイミングを取ると使いやすくなります。
スマホ版MT4アプリには、外部インジケーターを追加できません。エリオット波動の自動描画ツールを使う場合は、PC版MT4で分析する必要があります。
まとめ:エリオット波動インジケーターは第3波の候補探しに使う
エリオット波動インジケーターは、波の正解を当てる道具ではありません。
しかし、波の候補を同じ基準で表示してくれるため、第3波を探す補助としてはかなり便利です。
特にMT4では、無料で使えるエリオット波動系インジケーターが多く、自動カウント型、半裁量型、1-2-3パターン型、オシレーター型などを目的に合わせて選べます。
最初は、上位足で大きな波を確認し、下位足で第3波のタイミングを探す使い方がおすすめです。
インジケーターの数字だけに頼らず、水平線、フィボナッチ、上位足の流れを重ねて見ると、かなり実戦に近い判断ができるようになります。








