MT4のトレンドラインを自動表示するおすすめインジケーター特集【裁量と併用OK】
・トレンドラインを自動描写できるおすすめインジケーター
・自動トレンドラインツールの特徴と注意点
・正しいトレンドラインの引き方
MT4でトレンドラインを自動表示するインジケーターとは
MT4のトレンドライン自動表示インジケーターとは、プログラム(アルゴリズム)がチャート上の高値や安値を自動的に検出し、それらを結んでラインを引いてくれるツールです。
通常、トレンドラインはトレーダーが自分の手で引くものですが、インジケーターを使うことで、チャートを開いた瞬間に最新のトレンドラインが画面上に表示されるようになります。
初心者の方にとっては補助輪のような役割を果たし、中上級者にとっては分析の効率化を図るための強力な武器となります。
トレンドライン分析を自動化する目的
トレンドラインを自動化する最大の目的は、「分析の客観性とスピードの向上」にあります。
判断スピードの向上: 複数の通貨ペアを監視している場合、手動で一本ずつ引いていてはチャンスを逃す可能性があります。自動表示なら一瞬で環境認識が完了します。
視覚的なサポート: 自分では気づかなかった意識されているラインを、プログラムが機械的に見つけ出してくれることがあります。
トレードルールの固定: 「こういう条件の時に引く」というルールを自動化することで、一貫性のあるトレードが可能になります。
なぜトレンドラインの自動化が求められるのか
熟練のトレーダーであっても、トレンドラインの自動化ツールを併用することは珍しくありません。それは、人間の感覚に頼った「裁量」にはどうしても避けられない弱点があるからです。
裁量で引くトレンドラインの限界
手動でラインを引く「裁量」には、その時の精神状態や先入観が反映されやすいというデメリットがあります。
例えば、「今は買いで入りたい」というバイアスがかかっていると、自分にとって都合の良い安値を選んでラインを引いてしまいがちです。
また、体調や疲れによって、昨日引いたラインと今日引いたラインの基準が微妙に変わってしまうことも珍しくありません。このように、手動には「再現性の欠如」という課題が常に付きまといます。
人によってラインがズレる問題
100人のトレーダーに「このチャートにトレンドラインを引いてください」と頼むと、驚くほどバラバラなラインが出来上がります。
ヒゲに合わせるか、実体に合わせるか
どの時間軸の波を基準にするか
どの程度離れた高値・安値を結ぶか
これらの基準が人によって異なるため、「自分だけが見ているライン」を引いてしまうリスクがあります。
相場は多くの参加者に意識されているポイントほど機能するため、自分勝手なラインでトレードをすると、「ラインを抜けたと思ったのに反転した」といったダマシに遭いやすくなるのです。
自動表示インジケーターは、一定のアルゴリズムに基づいてラインを引くため、こうした個人の主観によるズレを排除してくれます。
MT4の自動トレンドラインの基本的な仕組み
自動トレンドラインインジケーターは、適当に線を引いているわけではありません。
その裏側には、数学的なロジックや特定のインジケーターの計算式が組み込まれています。仕組みを理解することで、表示されたラインをより信頼できるようになります。
高値・安値を基準にしたライン検出
多くの自動インジケーターは、「直近の目立つ高値・安値」を特定することから始まります。一般的には、以下の2つの手法が多く採用されています。
ZigZag(ジグザグ)ベース: 一定以上の価格変動があった地点を頂点として結ぶ仕組みです。大きな波を捉えるのに適しています。
Fractals(フラクタル)ベース: 5本以上のローソク足の中で、中央が最も高い(または低い)ポイントを頂点とする仕組みです。より細かい反発ポイントを拾うことができます。
これらの計算によって導き出された「点」と「点」を直線で結び、右側に延長させることで、自動的にトレンドラインが出来上がります。
トレンドラインはヒゲと実体どちらに引くの?
ラインを引く時に、ローソク足のヒゲ(高値安値)か実体(始値終値)のどちらに引くかですが、これはズバリ、ヒゲに引きます。
理由は、ヒゲの場合だと目立つものは2つ以上上位足に切り替えても残るのに対し、始値終値は2つ離れた上位足に切り替えるとその情報はほとんど残らないからです。
つまり見ている人が少ないので優位性が下がるということですね。
MT4の自動トレンドラインは使えない?
ネット上では「自動トレンドラインは役に立たない」という声を見かけることもあります。しかし、それはツールの限界を知らずに、聖杯(完璧な道具)だと勘違いして使っているからかもしれません。
「効かない」と言われる理由
自動ラインが「効かない」と言われる主な理由は、相場の文脈(コンテキスト)を無視して機械的に引いてしまうからです。
ノイズを拾いすぎる: 急激な指標発表による一時的なヒゲを重要な安値と誤認してしまうことがあります。
不要なラインが多い: トレードに影響しないような小さな波にまでラインを引いてしまい、画面が線だらけになることがあります。
あくまでツールは「候補」を提示してくれるもの。最終的にそのラインを信頼するかどうかは、トレーダー側の判断が必要になる場面もあります。
MT4の自動トレンドラインを使う際の注意点
自動ツールを使いこなすには、その「弱点」を把握しておくことが重要です。
相場環境による向き不向き
トレンドラインという名前の通り、「レンジ相場」では威力を発揮しにくいという特徴があります。
価格が横ばいの時でも、自動トレンドラインは無理やり斜めのラインを引くことがあります。そうするとダマシが頻発しますので、これは採用しないという裁量判断が必要になります。
逆に、明確な上昇・下落トレンドが発生している場面では、驚くほど正確に反発ポイントを捉えてくれるようになります。
こんな人に自動トレンドラインは向いている
もしあなたが以下に当てはまるなら、自動表示インジケーターを導入する価値は十分にあります。
- ラインをどこに引けばいいか迷って、エントリーが遅れる人
- チャート分析の時間を短縮して、効率的に複数通貨をチェックしたい人
- 自分の「引き方」に自信がなく、客観的な基準が欲しい人
- 過去検証をルール通りに、スピーディーに行いたい人
トレンドラインインジケーター特集
知名度の高い自動トレンドラインインジケーター
長期~短期までの様々なラインを引いてくれます
トレンドライン系インジケーターでは有名なWALTというインジケーターです。
トレンドラインの引き方に好みはあるものの、始点の選択は結構良い所ではいっており、パラメータから細かく調整も可能です。
なお、ローソク足にサインが付きますが、こちらはエントリー用のものではないので注意です。
正しいトレンドラインを引いてくれる王道インジ「True_TL_button」
True_TL_buttonはトレンドラインの基本的な引き方をきちんと踏襲した技術力の高さが伺えるインジケーターです。
正しいトレンドラインの解説はフィボ太郎さんのnoteの無料部分で詳しく解説されていますが、自動化となるとかなり技術がいるので数が少ないのです。
左下のボタンでライン表示のオンオフが切り替えられますが、ライン自体がスッキリしているので使わなくとも見やすいかと思います。
万人におすすめできるトレンドラインインジケーターです。
サポレジも合わせて描写してくれるインジケーター
通常のトレンドラインと同時に水平線でサポレジも表示してくれるインジケーターです。
デフォルトではトレンドラインも水平線も多めなのでパラメータから設定で減らしたほうが使いやすそうです。
トレンドラインにフィボナッチをプラス
トレンドラインを自動で引きつつ、フィボナッチも描写してくれるインジケーターです。
フィボ太郎さんの正しいフィボナッチの記事でも解説されていますが、フィボナッチとトレンドラインは必ずセットで使うものです。
しかし、意外にもインジケーターでは重視されることが少ないので、このインジケーターは基本に沿った使いやすいものかと思います。
自動で正しいトレンドラインを引いてくれるインジケーター
こちらは自動で正しいトレンドラインを引いてくれるインジケーターです。
上で紹介している「True_TL_button」は有料インジケーターなのですが、こちらは同等のラインを引きつつ、無料で利用することができます。
ただ、ラインが勝手に太くなってしまったりするバグがあるので、そちらさえ我慢できればおすすめのインジケーターです。
多機能なトレンドラインインジケーター
サポレジ、トレンドライン、当日を区切って表示、マルチタイムフレーム対応など多機能なトレンドラインインジケーターです。
ただ、多機能なゆえに設定は少々ややこしいので、ある程度インジケーターに使い慣れた人向けのツールと言えるでしょう。
トレンドラインとサポレジゾーンを表示
トレンドラインに加えて、サポレジゾーンを表示してくれるインジケーターです。
トレンドラインはZigZagをベースに引かれており、ある程度の優位性があります。また、抵抗体ゾーン表示は誰もが注目するところに自動で作られるので、チャート分析の手間がだいぶ省けるインジケーターです。
トレンドラインや抵抗帯が簡単に引けるインジケータ
右下のボタンでラインの種類を選びます
こちらのインジケーターはMT4標準の使いにくいトレンドラインを、簡単に引けるようにする補助インジケーターです。
書きたい線をチャート上のボタンでクリックして、あとは始点を選べば描写が簡単にできます。
MT4の描写ツールは判定がとてもシビアなので、こういったツールでチャート分析の負担を軽くするのは大切ですね。
チャートの書き込みが快適に!
操作感はシビアでなく使いやすいです
こちらは描写補助インジケーターです。
MT4標準のものに比べてラインがすぐアクティブになってくれるので使いやすいです。
トレンドラインも引けますが、特に長方形などはとても使いやすいですね。ご自身で分析するときにはぜひいれておきたいインジケーターです。
ウェッジパターンを自動描写するインジケーター
こちらのインジケーターは2本のトレンドラインがスクイーズ(収縮)して煮詰まったところのブレイクを狙うインジケーターです。
厳密にはトレンドラインとは異なりますが、精度は悪くないのでご紹介です。
ただし角度が急すぎるラインについては抵抗帯として機能しにくいのは注意です。
複数のトレンドラインを自動描写
こちらのインジケーターは、直近の波にピンク色のトレンドラインを引いてくれます。どこまでトレンドラインを引くかは細かく調整が可能です。
また、波の頂点にはサインが表示されますが、こちらは高値安値が更新されるとそれに合わせて更新されるものですので、実際のトレードでエントリーサインとして使うことはできません。
これは一種のリペイントではありますが、トレンドライン系やZigZag系のインジケーターでは基本的な造りなので注意が必要です。
トレンドラインと水平線を自動表示
トレンドラインと水平線でサポレジラインを表示してくれるインジケーターで、時間足ごとの抵抗帯ラインの他に、エントリーのサインも表示されます。
エントリーのサインは各時間ごとの抵抗帯は考慮せずに表示されるので自動売買には向かず、裁量トレード用のサインツールとなります。
ハーフトレンドラインとADXを利用したサインツール
基本はハーフトレンドライン(移動平均線ベース)のロジックで逆張りでも順張りでもサインがでます。
チャートに下に表示されているADXの濃い緑(買い)と赤色(売り)も考慮に入れてトレードしていきます。
また、トレンドラインも直近の波に表示されますので、裁量トレードではライン際のエントリーを推奨とのことです。
トレンドラインに関するよくある質問(FAQ)
故障ではなく、インジケーターの仕様であることが多いです。
時間足を変えたり、新しい足が確定したタイミングで再計算されるものもあれば、手動でリフレッシュが必要なものもあります。チャートの時間足を切り替えるなどして試してください。
残念ながら、スマホ版MT4にはPC版のようなカスタムインジケーター(.ex4ファイル)を導入することはできません。
スマホでトレンドラインを使用する場合は、MT4標準の描画機能を使って手動で引く必要があります。
他のインジケーター(特に画面をリフレッシュするタイプ)と干渉している可能性があります。
また、インジケーターの設定で「表示期間」が制限されていないか、あるいは「オブジェクトの自動削除機能」がオンになっていないか確認してください。
あります。
価格がラインにタッチした際や、ラインを明確にブレイクした際にアラート音やメール、スマホへのプッシュ通知で知らせてくれる機能が搭載されたものが非常に人気です。
はい、通常はインジケーターの「パラメーターの設定」から変更可能です。
Color(色)やWidth(太さ)、Style(点線や実線)などの項目を探して、好みの設定にカスタマイズしてください。
相場環境によりますが、世界中のトレーダーが最も意識するのは「水平線」と言われています。
ただし、トレンドの勢いや角度を測るにはトレンドラインが不可欠です。両方が重なるポイントは非常に強力な根拠になるため、併用をおすすめします。
「マルチタイムフレーム(MTF)」対応のインジケーターであれば可能です。
例えば、5分足のチャートに1時間足や4時間足で引けるトレンドラインを自動で描写させることができ、上位足の環境認識をしながらトレードができます。
本記事の内容は、実際にMT4でインジケーターを使い、検証とトレードを繰り返してきた経験をもとにまとめています。
机上の理論ではなく、実戦で使えるかどうかを重視して厳選・解説していますので、初心者の方も安心して参考にしてください。
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