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ボリンジャーバンドとは?
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ボリンジャーバンドは、ジョン・ボリンジャー氏が開発した価格エンベロープの一種で、価格が安いか低いかを相対的に見分けるのに適しています。
非常に人気のあるテクニカル指標で、商標登録もされているので正しくは『ボリンジャーバンド®』と記載します。
ロジックとしては単純移動平均(SMA)を中心におき、その上下に中心からの距離を表す1σ(シグマ)2σ、3σ、のバンドを表示します。
価格がバンド内に収まる確率について
ボリンジャーバンドを統計的に考えると、ローソクが各シグマ内に収まる確率は下記の数値になります。
ボリンジャーバンドの±1σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約68.26%
ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約95.44%
ボリンジャーバンドの±3σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約99.72%
つまり2σから外に価格がいる状況は全体の4.56%しかないので、2σ突破したところで逆張りでエントリーしておけばほぼ勝てるのではないか?と考えられます。
しかし実際ボリンジャーバンドを逆張りで使うとあまり勝てないということはよく知られており、熟練のトレーダーの多くは順張り用のテクニカルとして利用しています。
開発者のジョン・ボリンジャー氏も基本的にはボリンジャーバンドを逆張りには使わず、順張りで使うことを推奨しています。これはなぜなのでしょうか?
ボリンジャーバンドの問題点
実はボリンジャーバンドで取り扱うことができるデータの条件は限定されています。
まずボリンジャーバンドを統計的に見ると、平均に対してプラスマイナス1σの間に収まる確率が約68%、2σ内は95.4%、3σ内は99.7%となり、非常に有用なテクニカル指標に思えますが、実際に使ってみるとこの確率には収まらないとは多くの人が気づいているところかと思います。
この原因はボリンジャーバンドで扱っている価格が「正規分布」していないデータであるということが原因です。
正規分布しているデータとは、動きがランダムであり、規則がなく、平均的に散らばっていることが条件なのですが、我々が利用する「価格」にはモメンタム(勢い)がありますので実は正規分布しておらず、ボリンジャーバンドでの分析には向かないデータです。
この問題点に関しては株ラボさんが詳しく解説してくれているので参考にしてください。
ボリンジャーバンドインジケーター特集
移動平均線を変更できるインジケーター
中央の移動平均線が通常のMAだけでなく、4種類から選択ができます
BandsR2aはありそうでなかったボリンジャーバンドインジケーターで、中心の単純移動平均線(MA)をEMAやSMMAなどに変更することができます。
特にスキャルピングの時はMAよりも反応の早いEMAが好まれますので、一見地味な機能ですがトレードには大いにプラスになるのではないでしょうか。
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平均足とボリンジャーバンドを使った順張りインジケーター
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APBと呼ばれる、通常よりも価格への反応が早い平均足に、ボリンジャーバンドを使った損切りライン、そして強いトレンドを判断する移動平均線バンドを実装した、順張り用のインジケーターです。
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ストキャスティクスとボリバンの組み合わせ
Stochastic_Bollinger_Bands2はストキャスティクスの動きをベースにボリンジャーバンドで判断する一風変わったインジケーターです。
順張りも逆張りも使えるということですが、ストキャスティクスもボリンジャーバンドも勢いを測ることに長けているインジケーターなので、主に順張りで利用するのが良さそうです。
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ボリンジャーバンドを使った戦略セット
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Not So Squeezyは英語マニュアル付きのインジケーターで、こちらはメインとサブチャートにテクニカルが表示されております。
ボリンジャーバンドで行き過ぎ+オシレーター行き過ぎでエントリーですが、バンドウォーク+パーフェクトオーダーのような王道の使い方もできるインジケーターです。
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ボリンジャーバンドの機能を拡張したインジケーター
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こちらはボリンジャーバンドの機能を拡張するAllBollingerBandsv2.5です。
マルチタイムフレームに対応しており、上記は15分足に1時間足のボリンジャーバンドを表記させたところですね。
標準でバンドが3本表示されるのも楽ちんです。
また、適用価格を変更したり、移動平均線の種類も替えられたりと、多彩なボリンジャーバンド拡張機能を持っています。
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ボリンジャーバンドとサポレジゾーンを表示
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ボリンジャーバンドをベースとして、サポレジライン、移動平均線を使った複合インジケーターです。
初期設定ではロンドン時間のラインが表示されていますが、開始時間やラベルはパラメータから自由に変更が可能です。
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ブレイクしたら足の色が変わるインジケーター
ボリンジャーバンドブレイクで色が変わります
Boll_PocketV1.1はボリンジャーバンドを200と102期間で2つ表示し、その両方をブレイクしたらローソクの色を変えて順張りエントリーチャンスを教えてくれるインジケーターです。
また、ボリンジャーバンドのセンターラインに接触で星印を出す機能もついており、こちらはレンジ判断になります。
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RSIとボリンジャーバンドを融合
ちょっとわかりにくいですが、青丸の所ボリンジャーバンドが拡大してます
RSI + Bollinger bandsはRSIとボリンジャーバンドを融合させたインジケーターです。
ただくっつけただけではなく、RSIのロジックをボリンジャーバンド用にカスタマイズされていますので見た目も動きもスッキリしています。
トレンドを捉える精度はかなり高いおすすめのインジケーターです。
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ボリンジャーバンドを使ったサインツール
ここからはサインを出すタイプのものを紹介していきます。
ボリンジャーバンドロジックはレンジでのサインが多くなりがちなので、他の手法や、2つのインジケーターのサインを合成するツールなどでサインを調整すると、勝率が安定します。
ボリンジャーバンドとヒゲのロジック
mable2000はボリンジャーバンドタッチでサインが出るインジケーターですが、タッチ時に、ローソクが戻ってピンバーのような形を作ったときのみエントリーサインが出ます。
FXだけでなくバイナリーオプションにも使えるタイプですね。
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エンベロープとのクロスでサインがでるインジケーター
エンベロープがボリンジャーバンドを外側から内側にクロスしたらサインが出ます
中央に移動平均線(SMA)を配置し、上下にバンドを展開するSTARCバンドとボリンジャーバンドの混合インジケーターです。
双方のバンドがクロスした所でサインがでるのですが、STARCはボリンジャーバンドに比べて反応が緩やかなので移動平均線でいうと長期線の役割を担っています。
トレンドもレンジもいける万能型のインジケーターです。
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MACDとボリンジャーバンドの組み合わせ
MAC3D_bbはMACDのヒストグラムをメインチャートに描写したもので、0ラインをまたいだ時に、ローソク足の終値がボリンジャーバンドの外に出ていればサインを出すインジケーターです。
MACDとボリンジャーバンドの相性は意外と悪くないもので、通貨によってはなかなかの勝率がだせるのではないでしょうか。
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ボリンジャーバンド+Force Indexサインツール
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ボリンジャーバンドとForce Index(当日の出来高 * (13日SMA – 前日の13日SMA))を利用したサインツールです。
サインが黄色いゾーン内で出現したらエントリーです。
https://mt4-mt5-indicators.com/canb_p/
ボリンジャーバンドを使ったトレンド系サインツール
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ボリンジャーバンドで相場の勢いを測り、上下のバンドをブレイクした所でエントリーする順張り系のインジケーターです。
マルチタイムフレームに対応し、アラートやサインがちゃんとでますので、裁量トレードだけでなくバイナリーオプションでの自動売買化も可能です。
また、1時間足のチャートに4時間足を表示させるようなマルチタイムフレームにも対応しています。
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2つのボリンジャーバンドのクロスでサインを出す
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2つのボリンジャーバンドのクロスでサインを出してくれるインジケーターです。
ロジックにはATRも組み込まれているので、ボラティリティのないところでのダマシを防ぐことができます。
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ボリンジャーバンドとピンバーを組み合わせたサインツール
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ボリンジャーバンドの行き過ぎゾーンに入った時にピンバーと組み合わせてエントリーする半裁量のサインツールです。
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ボリンジャーバンドおすすめインジケーター特集まとめ
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