FXストキャスティクス完全ガイド|設定・使い方・MT4無料インジケーター徹底紹介
・ストキャスティクスの基本仕組みと3つのライン(%K・%D・Slow%D)の違い
・勝率を上げる最適設定や相場環境別の使い方
・MT4で使える無料インジケーターやトレード効率アップの応用手法
→ストキャスティクスと合わせて、DD/NDD方式の違いも確認しておきましょう。
- FXにおけるストキャスティクスとは?初心者にもわかる基本仕組みと特徴
- ストキャスティクスの最適設定とは?勝率を高めるパラメーター解説
- 【厳選】トレード効率を高めるおすすめストキャス系インジ10選
- マルチタイムフレームのストキャスティクス「All time frame stochastic 1.4」
- 8つのストキャスティクスを一覧表示「8x Stochastic tensoko」
- ストキャスティクスのヒートマップを表示「Stochastic Heatmap arrow」
- 全通貨・全時間帯のストキャスティクスを監視するEA
- QQEを取り入れダマシを減らしたストキャスティクス「QQE-stoch」
- 3本のストキャスティクスを表示「TRO_Stochastic_THREE_PAIRS」
- ストキャスティクスのステータスをローソク足に変換「StochCandles」
- ボリバンとストキャスティクスでサインを表示「GMMA_ST」
- MACDとストキャスティクスの混合オシレーター「Schaff Trend Cycle」
- 3重指数平滑移動平均線を使ったストキャスティクス
- TDシーケンシャルにRSI+ストキャスティクスフィルターを実装「Stochastic of T3 mtf+Arrows+Alerts」
- ストキャスティクスに関するよくある質問(FAQ)
- FXストキャスティクスまとめ|設定・使い方・MT4無料インジケーター活用法
FXにおけるストキャスティクスとは?初心者にもわかる基本仕組みと特徴
ストキャスティクスは、100%から0%の間で推移するグラフを用いて、「価格の相対的な位置」を数値化したインジケーターです。一般的に、80%以上なら「買われすぎ」、20%以下なら「売られすぎ」と判断し、逆張りのエントリーポイントを探る際によく使われます。
ストキャスティクスの計算式と%K・%D・Slow%Dの違い
ストキャスティクスには主に3つのラインが登場します。これらをどう組み合わせるかによって、「ファスト・ストキャスティクス」と「スロー・ストキャスティクス」に分かれます。
基本となる「%K」は直近の価格が過去 n 日間のレンジのどの位置にあるかを示す指標で、計算式は以下の通りです。
%K = (現在値 – 過去n日間の最安値) / (過去n日間の最高値 – 過去n日間の最安値) × 100
次に%Dですが、これは%Kの移動平均で、売買サイン(クロスなど)の判断に使います。
%D = 過去 m 日間の %K の単純移動平均(SMA)
そしてSlow %Dですが、これは%Dの移動平均で、より滑らかにした指標。ダマシの軽減に有効です。
Slow %D = 過去 p 日間の %D の単純移動平均(SMA)
RSI・MACDとの違いとオシレーター系指標の比較
他の有名インジケーターと何が違うのか、代表的なオシレーターと比較表にまとめました。
| インジケーター | 主な特徴 | 得意な相場 |
|---|---|---|
| ストキャスティクス | 反応が非常に速い。2本の線の交差で判断。 | レンジ相場・トレンドの押し目 |
| RSI | 1本の線で過熱感を表示。勢いの判断に強い。 | 緩やかなトレンド・レンジ |
| MACD | トレンドの方向性と勢いを両方捉える。 | トレンド相場 |
ストキャスティクスがFXで人気な理由とメリット・デメリット
なぜ多くのトレーダーが、まず最初にストキャスティクスを導入するのでしょうか?そのメリットと、知っておくべきデメリットを整理しましょう。
【メリット】
売買サインが明確: 2本のラインがクロスする(ゴールデンクロス・デッドクロス)という視覚的なルールでトレードできる。
反応が速い: RSIなど他の指標に比べて動きが速いため、天底に近い位置でエントリーを狙いやすい。
レンジ相場に最強: 一定の幅で動く相場では、驚くほど正確に反転ポイントを教えてくれる。
【デメリット】
強いトレンドに弱い: トレンドが発生すると、数値が0%や100%付近に張り付いてしまう「張り付き現象」が起き、機能しなくなる。
ダマシが多い: 反応が速すぎるため、小さなノイズでもラインがクロスしてしまう。
ストキャスティクスの最適設定とは?勝率を高めるパラメーター解説
ストキャスティクスを使う上で最も重要なのが「パラメーター(期間)の設定」です。
設定次第でシグナルの感度が大きく変わり、手法の勝率に直結します。ここでは、トレードスタイルに合わせた推奨設定を具体的に解説します。
初心者向けおすすめ初期設定(9・3・3)の意味
MT4やMT5でデフォルトとして設定されていることが多いのが「9・3・3」です。これは、以下の数値を表しています。
%K期間:9 %D期間:3 スローイング(Slowing):3
この設定は「スロー・ストキャスティクス」と呼ばれ、適度にノイズを排除しつつ、相場の反転を素早く捉えるバランスの取れた数値です。初心者はまずこの設定から始め、相場の動きとラインの連動性を掴むのが定石です。
短期・スキャルピング向け最強設定
1分足や5分足を使って数ピップスを抜き抜くスキャルピングでは、何よりも「反応の速さ」が求められます。そのため、期間を短く設定した数値が好まれます。
推奨設定:(5・3・3) または (8・3・3)
期間を「5」にすることで、小さな価格変動にも敏感に反応し、エントリーチャンスを増やすことができます。ただし、その分「ダマシ」も増えるため、後述する移動平均線など他のインジケーターとの併用が必須となります。
→スキャルピングをやるならECN口座の仕組みも確認しておきましょう。
デイトレ・スイング向け中長期設定
15分足〜4時間足以上をメインにするデイトレードやスイングトレードでは、目先の小さなノイズに振り回されない「滑らかさ」が重要です。
推奨設定:(14・3・3) または (21・5・5)
ジョージ・レーン(ストキャスティクス開発者)が推奨していたと言われる「14」は、非常に安定感があります。また、よりゆったりとしたトレンドを捉えたい場合は「21」まで数値を引き上げることで、精度の高いサインだけを抽出できるようになります。
相場環境別(トレンド・レンジ)の最適パラメータ調整法
相場の状況に応じて設定を微調整することで、パフォーマンスをさらに安定させることができます。
| 相場環境 | 調整の方向性 | 目的 |
|---|---|---|
| レンジ相場 | 期間を短く(5〜9) | 上限・下限での反転をいち早く察知する |
| トレンド相場 | 期間を長く(14〜21) | 「張り付き」によるダマシを抑え、押し目を探る |
プロのアドバイス:パラメーターを頻繁に変えすぎる「カーブフィッティング(過剰最適化)」には注意しましょう。まずは一つの設定を使い込み、その設定が苦手とする局面を理解することが上達への近道です。
【厳選】トレード効率を高めるおすすめストキャス系インジ10選
マルチタイムフレームのストキャスティクス「All time frame stochastic 1.4」
サブチャートに好きな時間のストキャスティクスを表示することができます
「All time frame stochastic 1.4」は通常は1つの時間しか表示されないストキャスティクスを複数サブチャートに表示することができます。
右下のボタンからワンクリックで表示のオンオフができるのはとても便利です。
大きなトレンドの開始時は複数時間のストキャスティクスが同時に上昇を始めたりするのでそういった予兆を掴むのに便利なインジケーターです。
8つのストキャスティクスを一覧表示「8x Stochastic tensoko」
8つの時間軸のストキャスティクスの状態をサブチャートに一覧表示してくれるインジケーターです。
各グラフの計算期間はカスタマイズできます。
ストキャスティクスのヒートマップを表示「Stochastic Heatmap arrow」
「Stochastic Heatmap arrow」はストキャスティクスの値でエントリーサインの矢印がでます。
ロジックは明かされていませんがサインが出る条件は厳しく、通貨によってガラリと勝率が変わりますがハマればなかなかの勝率。
そして左下には各通貨と時間毎のストキャスティクスの強弱を示した表がでまして、ストキャスティクスの値が大きいほど緑色、値が小さいほど赤色になります。
全通貨・全時間帯のストキャスティクスを監視するEA
緑と赤のパラメータ上の数値をクリックするとそのチャートに移動できます
こちらは直前のストキャスティクスの動きがわかるパラメータ表示
こちらはインジケーターではなくEAですが、ストキャスティクスに基づいて、通貨の強さを色と数値で監視してくれます。メジャー通貨はほぼ全てを監視してくれて、時間も指定した時間をすべて監視可能です。
一見すると難しそうなパラメータですが、基本はシンプルで1つ入れておくと通貨の監視がとても楽になるとても優秀なEAです。
QQEを取り入れダマシを減らしたストキャスティクス「QQE-stoch」
QQE-stochのほうが通常のストキャスティクスよりも滑らかです
QQE-stochの使い方はストキャスティクスと同じく値が70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎと判断します。
突発的な動きには反応しにくいのでダマシが少ないインジケーターと言えます。
3本のストキャスティクスを表示「TRO_Stochastic_THREE_PAIRS」
デフォルトではポンドル、ポンスイ、ユロスイ仕様になっています
TRO_Stochastic_THREE_PAIRSはサブチャートに3つのストキャスティクスを表示してくれるインジケーターです。
表示するペアは自由に選択でき、期間などのパラメータの変更も可能です。
ストキャスティクスのステータスをローソク足に変換「StochCandles」
StochCandlesは平均足を表示して、ストキャスティクスのステータスをローソク足の色に変換してくれるインジケーターです。
買われすぎ・売られ過ぎが視覚的にわかるようになり、サブチャートを使わない分のスペースも広く使うことができるインジケーターです。
ボリバンとストキャスティクスでサインを表示「GMMA_ST」
GMMA_STはボリンジャーバンドを一度抜けてから、戻った時にサインを出すインジケーターです。
とはいえそれだけでダマシが多くなるので、それを防ぐためにフィルターとしてGMMA(通常は12本ですが)とストキャスティクスが使われているようです。
ボリンジャーバンドを抜けて戻ってくる時にエントリーですので逆張りロジックですが、GMMAが綺麗にトレンドを出ている時も、ボラがあるときにはエントリーします。
MACDとストキャスティクスの混合オシレーター「Schaff Trend Cycle」
Schaff Trend Cycle(シャフトトレンドサイクル)は1990年代に開発された比較的新しいテクニカル指標です。
ストキャスティクスとMACDを組み合わせたオシレーターで、ダマシの少ないストキャスティクスという位置づけです。
順張り系でのエントリーが基本ですが、通常単体では使用せず、水平線やフィボナッチと組み合わされて使うことを推奨です。
3重指数平滑移動平均線を使ったストキャスティクス
T3(3重指数平滑移動平均線)を使って、ラインがより滑らかになったストキャスティクスです。
3重指数平滑移動平均線は通常の指数平滑移動平均線よりもダマシが減り、3重に平均化しているわりには価格への反応が比較的速いという特徴があります。
TDシーケンシャルにRSI+ストキャスティクスフィルターを実装「Stochastic of T3 mtf+Arrows+Alerts」
ローソク足をカウントし、価格が連続して一定方向に進み過ぎた後に「そろそろ反転するかも?」という時間的なヒントを与えるTDシーケンシャルに、RSIとストキャスティクスオシレーターを組み合わせたサインツールです。
▶RSI対応おすすめMT4インジ
ダイバージェンスや逆張り判断に活用できます。
▶スキャル対応MT4インジまとめ
エントリー判断を素早く行いたい方に。
ストキャスティクスに関するよくある質問(FAQ)
ストキャスティクス単体で勝ち続けるのは難しいですが、他の指標(移動平均線や水平線)と組み合わせることで非常に強力な武器になります。
特に「レンジ相場」での精度は抜群ですが、強いトレンド相場では機能しにくいという特性を理解することが勝利への近道です。
どの時間足でも使えますが、スキャルピングなら1分・5分足、デイトレードなら15分・1時間足が一般的です。
ただし、短い時間足ほど「ダマシ」が多くなるため、まずは1時間足や4時間足で相場の大きな流れを確認しながら使うのがおすすめです。
基本的には「スロー・ストキャスティクス」を推奨します。
ファストは反応が速すぎてノイズを拾いやすいため、初心者からプロまで、多くのトレーダーが動きの滑らかなスローを使用しています。
どちらが優れているということはありません。
RSIは「1本の線で勢い」を、ストキャスティクスは「2本の線の交差でタイミング」を測るのが得意です。両方を表示させて、お互いの弱点を補い合う使い方も有効です。
これはストキャスティクスの最大の弱点です。数値が80%や20%に張り付いたときは「トレンドが非常に強い」というサインなので、逆張りは厳禁です。
この場合は、ストキャスティクスを一旦無視して、トレンドフォロー(順張り)に切り替えましょう。
はい、問題ありません。相場のボラティリティに合わせて、より厳格に「85%・15%」にしたり、チャンスを増やすために「70%・30%」に調整するトレーダーもいます。自分の手法の勝率を見ながら調整してみてください。
はい、スマホ版アプリにも標準で搭載されています。インジケーター設定から「Stochastic Oscillator」を選択するだけで簡単に表示可能です。
はい、視覚的に「交差したら売り買い」とルールがシンプルなので、初心者の方でも導入しやすい指標です。ただし、ルール通りに動かない「ダマシ」があることもセットで覚えておきましょう。
おすすめしません。オシレーター系指標(ストキャス)は、トレンド系指標(移動平均線など)とセットで使うのがFXの王道です。
相場の方向性をトレンド系で、エントリーのタイミングをストキャスで測るのが理想的です。
基本的な計算式や設定項目は同じです。どちらのツールを使っていても、同じパラメーター(9・3・3など)を入力すれば、ほぼ同じ挙動を示します。
本記事の内容は、実際にMT4でインジケーターを使い、検証とトレードを繰り返してきた経験をもとにまとめています。
机上の理論ではなく、実戦で使えるかどうかを重視して厳選・解説していますので、初心者の方も安心して参考にしてください。
FXストキャスティクスまとめ|設定・使い方・MT4無料インジケーター活用法
ストキャスティクスは、FXトレードで価格の過熱感や反転ポイントを判断する強力なオシレーターです。%K・%D・Slow%Dの3つのラインを理解し、適切なパラメーター設定を行うことで、勝率を高めることができます。
まずは基本設定(9・3・3)から試し、ラインの動きに慣れることが上達の近道です。記事内で紹介したインジケーターやEAを組み合わせて、自分に合ったトレードスタイルを見つけてみてください。
反転ポイントの精度を上げるなら、フィボ太郎さんのフィボナッチもチェックしてください。













