Hull Moving Average (HMA)はオーストラリアのアラン・ハルにより開発された移動平均線の一種で、トレンドの向きによって線の色が変化します。
指数移動平均(EMA)や単純移動平均(SMA)よりも価格追従性が高く、ほとんどの移動平均線がもつタイムラグを減らすように設計されています
ハル移動平均線の計算式
ハル移動平均線は2本の加重移動平均(WMA)を計算に組み込んでいます。
ここではよく使われる20日期間のハル移動平均線としますと・・・
ハル移動平均線 = WMA(20日/2)× 2 – WMA(20日)
たつお
20日期間の半分のWMAを2倍して、そこから全期間のWMAを引いております
他の移動平均線との比較
ハル移動平均線はWMA2本を計算に組み込んでいるので価格追従性が非常に高く、その割にノイズが少ないのでダマシは少なめになります。
ハル移動平均線の使い方
他の移動平均線に比べてクロスが発生しすぎる傾向あり(ピンクはEMA)
ハル移動平均線は単体で色の変化によるトレンド判断での利用が推奨されます。
通常の移動平均線では短期・中期・長期など複数表示で使われることが多いですが、ハル移動平均線は価格への追従性が良すぎるため、例えば上記は21日と50日のEMAとハル移動平均線を各2本ずつ表示させたものですが、同期間にEMAのクロスが1回に対し、ハル移動平均線は5回もクロスしており、サインが多くなりすぎる傾向があります。
なお、チャートを見るとトレンドの転換点ぴったりで色が変わっているわけではないので、逆張りと言うよりは順張りトレード向きの移動平均線です。
相性の良いインジケーターとしては、CCI、ATR、RSI、ケルトナーチャネル、STARC Bandなどとも合わせられることが多いです。
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移動平均線と、その上下2本のチャネルラインで構成されており、チャネルラインの計算にはATRが用いられています。
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