ピボットは、RSIやATRと同じくJ・ウェルズ・ワイルダー氏が開発したテクニカル指標です。
前日の価格をベースとして、ピボットのラインを中心に表示し、その上下に3つずつ、計7本のラインを表示します。
日本での利用者は少ないですが、海外では多くのトレーダーが利用しているため、どちらかというと日本時間よりもロンドン時間やNY時間での抵抗帯として機能することが多いです。
ピボットの計算式
ピポットの7つの項目があり、それぞれに計算式があります。
・R3ライン(上方ブレイクアウトポイント)=(ピポット×2)-(安値×2)+高値
・R2ライン(第2レジスタンスライン)=ピポット+高値-安値
・R1ライン(第1レジスタンスライン)=(ピポット×2)-安値
・PP(ピポットポイント)=(高値+安値+終値)÷3
・S1ライン(第1サポートライン)=(ピポット×2)-高値
・S2ライン(第2サポートライン)=ピポット-高値+安値
・S3ライン(上方ブレイクアウトポイント)=(ピポット×2)-(高値×2)+安値
ピボットの使い方
ピポットインジゲーターは、相場の方向性と圧力を見るために使われるインジゲーターです。
中央にあるピポットポイントを基準とし、価格が上にある場合は昨日よりも上昇する圧力が強く、ピポットポイントよりも価格が下にある場合は昨日の相場よりも下降する圧力が強いという見方をします。
相場があるラインを越えたら、次のラインへ到達することを見越してエントリーし、到達した時点で決済をする順張りの使い方が基本ですが、中央のピボットから離れれば離れるほど抵抗としては強くなるという考え方なので、S3やR3では逆張りの目安にもなります。
細やかな設定が可能なピボットインジケーター「PivotPoints.All-In-One」チャートにピボットを表示してくれるインジケーターです。
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当日のピボットを表示する「PivotPointsLines_v1.1 button」チャートの右側にピボットを表示するシンプルなインジケーターです。
ピボット系のインジケーターは表示領域が広いものが多く、他のインジケーターと描写がぶつかってしまうものも多いですが、こちらはシンプルなので実際にトレードする際には使いやすいと思います。...
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