ローソク足をカウントし、価格が連続して一定方向に進み過ぎた後に「そろそろ反転するかも？」という時間的なヒントを与えるTDシーケンシャルに、RSIとストキャスティクスオシレーターを組み合わせたサインツールです。
ChangeToEAなどを使ってFX取引の自動化が可能です。
サインツール利用方法
トレンドが切り替わるとカウントが始まります
TDシーケンシャルのサインとRSI＋ストキャスティクスフィルターで判断します
こちらのサインツールは、メインチャートにはローソクをカウントするTDシーケンシャル、サブチャートにはRSI＋ストキャスティクスのオシレーターが表示されます。
実践での使い方は、メインチャートにハイサインが出た時にオシレーターが-20以下、ローサインが出た時にオシレーターが＋20以上の値でエントリーです。閾値はパラメータから変更して条件を厳しくすることもできます。
独特なロジックを持つTDシーケンシャルのロジックは下記で解説しています。
1. Setup（セットアップ）
条件：現在のローソク足の終値が、4本前の終値よりも高い（または低い）状態が連続して9本続く。
意味：トレンドの継続を示唆するが、過熱している可能性もあり、反転準備段階とみなす。
2. Countdown（カウントダウン）
条件：Setup後、現在の終値が2本前の安値よりも低い（または高い）という条件を満たす足を13本数える。
意味：トレンドが弱まり、反転のタイミングが近いことを示唆。
※カウントの途中でSetup条件が再び発生すると、再スタートになる場合もあります。
矢印：通常は9本目と13本目でサインが出現しますが、このサインツールは9本のsetupに絞って矢印を表示します。
MT4のパラメータ設定
上の画像はサブチャートに表示されるRSI＋ストキャスティクスのパラメータです
Time frame to use
インジケーターの分析に使う時間足。MTF（マルチタイムフレーム）分析をする際に活用。
Stochastic period
Stochastic RSIの計算期間を設定。RSIをベースとしたオシレーターの感度に影響。
HA Stochastic slowing
Stochastic成分のスローイング係数。大きいほど滑らかになり、ダマシを減らす効果がある。
RSI period
RSIの期間。一般的には14期間が使われるが、短くするほど反応が速くなる。
Stoch RSI method
RSIに対して適用する計算方法。移動平均の種類など。
RSX 1 Depth
最初のRSX（RSIの改良型）の深さ設定。高いほど滑らかさが増す。
RSX 2 Speed
2番目のRSXの反応速度。低いほど速く反応する。
RSX price
RSXの計算に使う価格。Close、Open、Highなどから選択可能。
Stoch RSI smoothing method
ストキャスティクスRSIの滑らかにするための移動平均の種類。
Heiken ashi stoch rsi period
平均足化されたストキャスティクスRSIの期間。
HA stoch rsi method
平均足のStoch RSIに適用する平滑化手法。
HA stochastic slowing
平均足ストキャスティクスのスロー係数。遅らせてダマシを回避。
HA RSI candles smoothing period
平均足RSIの平滑化期間。主に視認性向上とノイズ除去に役立つ。
RSx 2 Depth
2番目のRSXインジケーターの深さ設定。より大きい値はノイズを減らす。
HA RSI candles smoothing average type
平均足RSIに適用する移動平均の種類。例：LWMA（線形加重移動平均）など。
HA Step
平均足の段階的な補正値。トレンドの強さを調整する役割。
インジケーターをMT4にインストールする方法
①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。
②フォルダの中に『mq4ファイル』または『ex4ファイル』がはいっていることを確認します。
③MT4を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL4』→『Indicators』フォルダに②のファイルをいれます。（この時必ずフォルダから②のファイルをだして、ファイル単体をいれてください）
④MT4を再起動すればMT4のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。
