「ATR Value Indicator」MT4でATR値をチャート表示
サインなし ATR系
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ATR Value Indicatorは、MT4チャート上に現在のATR値をラベル表示できるインジケーターです。
標準のATRはサブウィンドウにラインとして表示されますが、このインジケーターはチャート上へ数値を直接表示します。サブチャートを増やさずに、今の相場がどれくらい動いているのかを確認したいときに使いやすいです。
なお、ATR Value Indicatorはトレンド方向を当てるサインツールではありません。買い・売りの判断を出すのではなく、ボラティリティを見て、損切り幅やエントリーを控える場面を考えるための補助ツールです。
atr_value_indicatorインジケーターの利用方法
初期設定では、チャート左上にATR値が小さく表示されます。
表示はかなりシンプルです。余計なラインやサインを出さず、現在のATR値だけを確認できるので、チャートをあまりごちゃつかせたくない人には使いやすいタイプです。
ただし、初期状態では文字が少し小さく感じる場合があります。チャート背景やローソク足の色によっては見えにくいこともあるので、実際に使うなら文字サイズと色は調整しておいたほうが見やすいです。
文字色や文字サイズはパラメータから変更できます。
ATRの数値は、エントリー直前や損切り幅を考える場面で見たい情報です。小さすぎて毎回探すようだと使いにくいので、チャート上で自然に目に入るサイズへ調整しておくのがおすすめです。
このインジケーターで見ているのは、一定期間の平均的な値動き幅です。ATR値が大きいときは、相場の値幅が出ている状態です。反対にATR値が小さいときは、値動きが細っている状態として見ます。
ATR値が大きいときは、値幅が出やすい反面、逆行したときの損失も大きくなりやすいです。
ATR値が小さいときは、値動きが少なく、利確まで届きにくい場面があります。
ATRは方向を当てるものではなく、今の相場がどれくらい動いているかを見るための数値です。
たとえば、1分足でスキャルピングをする場合、ATRが一定の数値を下回っているときはトレードしない、というルールを作ることもできます。
低ボラティリティの時間帯に無理に入ると、スプレッド負けしやすかったり、利益幅が足りなかったりします。ATR Value Indicatorは、そういった「今はやらなくていい相場」を避けるためにも使えます。
ATR Value Indicatorの使いどころ
ATR Value Indicatorは、売買サインを出さないぶん、使いどころを決めておくと便利です。
個人的には、次のような場面で使いやすいです。
損切り幅を決めるとき
現在のATR値を確認し、普段より値幅が大きい相場では損切り幅やロットを見直します。
スキャルピングを見送るとき
ATRが低すぎる場面では、値幅が足りず、スプレッド負けしやすくなります。
ボラティリティの変化を見るとき
同じ通貨ペアでも、時間帯によってATRは変わります。東京時間、欧州時間、NY時間で値動きがどれくらい違うかを見る材料になります。
ATR値の2倍を損切り幅の目安にする、といった使い方もできます。ただし、これはあくまで目安です。実際には直近高値安値、水平線、スプレッド、ロットサイズも合わせて確認したほうが安全です。
特にゴールドやポンド系のように値幅が大きくなりやすい銘柄では、固定pipsだけで損切りを決めると、相場のノイズで切られやすくなることがあります。ATRを見ておくと、その日の値動きに合わせたリスク管理をしやすくなります。
MT4のパラメータ設定
ATR Value Indicatorの設定項目は多くありません。主に見るのは、ATRの期間、倍率、表示単位、文字色、文字サイズです。
ATRPeriod
ATRの計算に使用する期間です。デフォルトは14で、過去14本のローソク足から平均的な値動き幅を算出します。期間を短くすると反応は早くなりますが、数値が細かく変わりやすくなります。期間を長くすると、表示はなめらかになります。
Multiplier
ATR値に掛ける倍率です。2.0ならATRの2倍を計算してラベルに表示します。損切り幅の目安をATRの何倍で見るかを決めたい場合に使います。
display
表示単位を指定します。例として「Points」を選ぶと、ポイント単位で表示されます。自分が普段見ているpips感覚とズレないように、表示単位は一度確認しておくと安心です。
labelColor
ラベルの文字色を指定します。チャート背景が黒なら明るい色、白背景なら濃い色にすると見やすいです。
fontSize
ラベル表示の文字サイズを指定します。初期設定で小さく感じる場合は、少し大きくすると視認性が上がります。
設定で迷ったときの考え方
ATR Value Indicatorは、複雑に設定をいじらなくても使えます。
最初はATRPeriodを14のまま使い、現在の通貨ペアや時間足でどれくらいのATR値が出るのかを確認するのがおすすめです。
| 使い方 | 設定の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| スキャルピング | 短期足でATRが低すぎないか確認する | 数値だけで入らず、スプレッドも見る |
| デイトレード | 1時間足や15分足のATRを確認する | 利確目標が現実的か確認する |
| 損切り幅の目安 | Multiplierを使ってATRの何倍かを見る | 損切り幅を広げるならロットを下げる |
| 低ボラ回避 | 自分の手法で利益が残りにくいATR値を把握する | 通貨ペアごとに基準値は変わる |
「ATRが何以上ならトレードしてよい」といった固定の正解はありません。ドル円、ポンド円、ゴールドでは値幅が違いますし、使う時間足によっても数値は変わります。
まずは自分がよく使う通貨ペアと時間足で、勝ちやすい場面と負けやすい場面のATR値を見比べておくと、実戦で使いやすくなります。
ATR系インジケーターをまとめて比較したい場合
ATR Value Indicatorは、ATR値をチャート上に表示する個別インジケーターです。
損切りライン、利確目標、ロット計算、出来高との組み合わせまでまとめて比較したい場合は、ATR・出来高系のまとめ記事も参考になります。
ATR Value Indicator以外のATR系・出来高系インジケーターもまとめて確認できます。
インジケーターをMT4にインストールする方法
①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。
②フォルダの中に『mq4ファイル』または『ex4ファイル』がはいっていることを確認します。
③MT4を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL4』→『Indicators』フォルダに②のファイルをいれます。この時、フォルダごとではなく、ファイル単体で入れてください。
④MT4を再起動すればMT4のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されます。あとはチャートに適用すれば完了です。
ATR Value Indicatorまとめ
ATR Value Indicatorは、MT4チャート上にATR値を直接表示できるシンプルなインジケーターです。
売買サインは出ませんが、現在の相場がどれくらい動いているのかを確認しやすくなります。
ATR値をチャート上にラベル表示できる
サブウィンドウを増やさずにボラティリティを確認できる
文字色や文字サイズを変更できる
損切り幅や利確目標の目安作りに使える
低ボラ相場を避ける判断にも使いやすい
ATRは、方向を当てるためのインジケーターではありません。
値幅がある相場なのか、動きが細っている相場なのかを確認し、損切り幅やロット、エントリー回数を調整するための補助として使うのが自然です。
派手なサインツールではありませんが、短期売買でもデイトレードでも、相場のボラティリティを見落としたくない人には入れておきやすいインジケーターです。











