インジケーター

価格と出来高の波を視覚化する分析ツール「weis-wave-volume-indicator」

weis-wave-volume-indicator

サインなし  相場環境認識系

ファイル形式 .ex4

Weis Wave Volumeインジケーターは、価格と出来高を「波」として表現し、トレンドの方向と強さを明確に示します。

出来高の増減と波の動きを組み合わせることで、買いと売りのタイミングを視覚的に捉えることができます。

weis-wave-volume-indicatorの利用方法

weis-wave-volume-indicator価格と出来高のヒストグラムは緑が買い、赤が売りを示しています

 

weis-wave-volume-indicator長いトレンドだとヒストグラムはひたすら増えていきます

 

Weis Wave Volumeインジケーターは、David Weisが提唱した「価格と出来高の波」をMT4上に表示するツールです。

チャート上に赤と青のラインで波形を描き、各波に対応する出来高を下段のヒストグラムとして表示します。緑のバーは買い需要の増加を示し、赤のバーは売り圧力の増加を表します。加えて、波の上に数値を表示し、各波に伴う出来高の大きさを確認できます。

基本的な使い方は、出来高が高い局面でエントリーを検討することです。買い戦略では緑のバーが出現し、波が上昇に転じたタイミングで買いエントリーを行い、直近安値にストップを置きます。

売り戦略では赤のバーが出現し、波が下降に転じたタイミングで売りエントリーを行い、直近高値にストップを設定します。また、バーの色が変化した時点はトレンドの転換や手仕舞いのシグナルとなります。

このインジケーターは、Wyckoff理論の「供給と需要」の概念を基盤としており、トレーダーにとって市場の勢いを読み解く上で有効なサポートとなります。

Wyckoff理論の「供給と需要」とはなんですか?

Wyckoff理論における「供給と需要」の核心
Wyckoff理論では、価格は「需要(買い)」と「供給(売り)」の力関係で動くと捉えます。需要が供給を上回れば価格は上昇し、供給が需要を上回れば価格は下落します。需要・供給の変化は主に出来高(ボリューム)と価格の広がり(スプレッド)、そして終値の位置に表れます。これらを読み解くことで、トレンド転換や継続の可能性を判断します。

Wyckoffの3つの法則(需給判断の土台)

  1. 需給の法則:需要 > 供給 → 上昇、供給 > 需要 → 下落。出来高とスプレッドで相対的な力を測る。

  2. 因果と結果の法則:レンジ内の蓄積・分配(因果)の大きさが、後の上昇・下落(結果)の規模に影響。

  3. 努力と成果の法則:出来高=努力、価格変化=成果。努力(出来高)が大きいのに成果(値動き)が小さい場合は転換の予兆。

需給を読むための主要シグナル

  • ストッピングボリューム:下落局面で非常に大きな出来高、下ヒゲや広いスプレッドの後に終値が高い位置 → 供給の吸収(売り枯れ)の兆し。

  • ノーデマンド/ノーサプライ:上昇途上で出来高が小さく狭いスプレッド・終値が中位(買いの関心が弱い)=No Demand。下降途上で同様の特徴はNo Supply。

  • 吸収(Absorption):レンジ上限付近で高出来高にもかかわらず大きく下がらない → 売り(供給)を需要側が吸収している。

  • クライマックス:上昇(または下落)終盤の極端な出来高拡大と長いスプレッド → 需要(または供給)の枯渇と転換準備。

フェーズとイベント(蓄積→上昇→分配→下落)

  • 蓄積(Accumulation):大口が静かに買い集め。スプリング(下抜けのだまし)やテストで供給の枯渇を確認。

  • マークアップ:需要優勢で上昇。押し目で出来高が減る(No Supply)と上昇継続の手掛かり。

  • 分配(Distribution):大口が売り渡し。アップスラスト/UTAD(上抜けのだまし)で需要の枯渇を示唆。

  • マークダウン:供給優勢で下落。戻りで出来高が減る(No Demand)と下落継続の手掛かり。

実務でのチェックリスト

  • 価格が上方向へ進むのに出来高が減少 → 需要の弱まり(上昇一服の兆し)。

  • 価格が下方向へ進むのに出来高が減少 → 供給の弱まり(下落一服の兆し)。

  • ブレイク時に出来高が増加しスプレッドが広い → 本物のブレイクの可能性上昇。

  • ブレイク時に出来高が弱い/終値が戻る → ダマシ(スプリング・アップスラスト)を疑う。

Weis Wave Volumeとの関係
Weis Wave Volumeは、価格の波ごとに出来高を集計し、需要(緑)と供給(赤)の優勢を可視化します。上昇波で出来高が増えるほど需要優勢、下降波で出来高が増えるほど供給優勢。波の転換点と出来高の増減を併せて見ることで、吸収やクライマックス、No Demand/No Supplyの判定がしやすくなります。

注意点

  • 単一シグナルで断定せず、文脈(フェーズ)と複数の手掛かりの合致を重視。

  • ニュース時は出来高が一時的に膨らみやすく、だましが増えるためリスク管理を優先。

  • 時間軸をまたいで整合性を確認(上位足の需給が下位足の方向性に影響)。

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MT4のパラメータ設定

weis-wave-volume-indicator

Difference
波を形成する際の価格差を指定。値が大きいほど波の感度が低下。

LabelShift
出来高数値ラベルの表示位置を水平方向に調整。

 

 

 

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インジケーターをMT4にインストールする方法

①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。

②フォルダの中に『mq4ファイル』または『ex4ファイル』がはいっていることを確認します。

③MT4を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL4』→『Indicators』フォルダに②のファイルをいれます。(この時必ずフォルダからファイルをだして、ファイル単体でいれてください。)

④MT4を再起動すればMT4のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。