TDシーケンシャルとは?
TDシーケンシャルはアメリカのトレーダーであるトム・デマーク(Tomas R DeMark)の最高傑作と呼ばれているテクニカル指標です。
ローソク足に1~13のナンバーが振られ、「9」が点灯で短期トレンド転換(押し・戻りを形成)、「13」が点灯で中長期のトレンド転換と判断し、相場の天底を見つけてくれます。
TDセットアップ(9が点灯)
TDセットアップは9が点灯した箇所のことを指し、中期トレンド内の小さな押し目や弱めの転換が入ります。
買いの条件:1~9番まで連続した時に、9番目の終値が4番~8番の安値よりも低い時。
強い買い条件:8番か9番の足が6&7番の安値よりも低い時
売りの条件:1~9番まで連続した時に、9番目の終値が4番~8番の高値よりも高い時。
強い売り条件:8番か9番の足が6&7番の高値よりも高い時
TDカウントダウン(13が点灯)
TDカウントダウンは13番が点灯する箇所で、トレンドの大きな転換を狙います。
TDセットアップと異なり、カウントは連続して行いません。
買いの条件:13番の終値が2本前の安値よりも低い時
強い買い条件:13番の安値が8番の終値よりも低い時
買いの条件:13番の終値が2本前の高値よりも高い時
強い買い条件:13番の高値が8番の終値よりも高い時
TDシーケンシャルインジケーター8選
サインを表示してくれる基本のTDシーケンシャル
TDシーケンシャルインジケーターですが、通常は番号は出してくれるものの、エントリー用のサイン表示はされないものが多いですが、こちらは9と13でトレンドに沿った方向へサインを出してくれるものです。
損切りや利確の目印になる水平線も表示してくれるもので、シンプルなTDシーケンシャルインジケーターが使いたいという方向けです。
表示のオンオフ機能が実装「TD Sequential_BT」
こちらは、通常のTDシーケンシャルに、表示のオンオフ機能がついたインジケーターです。
TDシーケンシャルの弱点としてすべてのチャートに番号が振られるので見にくくなってしまいますが、左下のボタンで表示のオンオフができるのは便利ですね。
TDシーケンシャルにボラティリティ感知機能を実装
こちらは、TDシーケンシャルに移動平均線とATRを組み込み、ボラティリティがないところでは、「9」または「13」が出現してもサインを出さないようになっています。
自動売買する場合にはとても便利なフィルターなのではないでしょうか。
TDシーケンシャルにADXフィルターを実装
こちらは通常のTDシーケンシャルに、ADXのフィルターを実装したもので、チャート左下にADXの状況を表示してくれます。
通貨ペア別、時間足別の表示をしてくれるので見やすいですし、ADXフィルターはTDシーケンシャルと相性がよく、ダマシをかなり回避できるのでおすすめです。
TDシーケンシャルにレンジ回避機能を実装
こちらはTDシーケンシャルが苦手なレンジでのエントリーを回避してくれるフィルターが実装されたものです。
フィルターにはADXと3本の移動平均線が使われており、移動平均線が並列化しているときはサインがでますが、ランダムに並んでいるときはサインがカットされます。
TDシーケンシャルにRSIフィルターを実装
続いては、RSIフィルターが実装されたTDシーケンシャルインジケーターです。
RSIは相場の行き過ぎを感知してくれる特性を利用し、ハイサインの場合はRSIが下限レベル以下、ローサインならばRSIが上限レベル以上に達しているときのみ表示する、逆張り仕様になっています。
MACDフィルターを実装したTDシーケンシャル
MACDフィルターを実装したTDシーケンシャルです。
MACDの方向を左下のパネルに表示し、TDシーケンシャルのサインと、MACDの方向が一致しているときのみサインを表示します。
相場の方向が不安定なときのサインをかなりカットしてくれるので勝率が安定しています。
TDシーケンシャルのサイン箇所を自由に変更
TDシーケンシャルは9と13で反転サインが出現、そこでエントリーするものですが、こちらのインジケーターはサイン出現の番号を自由に指定可能になっています。
TDシーケンシャルロジックの根幹を変えてしまうものなので万人受けはしませんが、通貨ペアによって反応が遅いもの、早いものといろいろ有ります。
そんな時にローソク足1つ分早くサインを表示する、といった微調整がしたいトレーダーさん向けのインジケーターです。