Williams%R(WPR)は相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を表します。
MT4・MT5に標準で入っているインジケーターで、有名なテクニカルトレーダーであるラリー・ウィリアムズが考案しました。
一定期間の最高値と最安値の変動幅を取得し、直近終値がどのレベルにあるかを測ることができます。
Williams%R(WPR)の計算式
ウィリアムズ%Rの計算式ですが、通常は14日期間を基準に計算されます。
「(14日間の最高値-当日の終値)÷(14日間の最高値-最安値)」×100(%)
ウィリアムズ%Rはサブチャートに表示され、上部が0% ~ 下部が-100%の数値で表示されます。上部「0%」からどれだけ離れたかで表示されるので、マイナス◯%のように表記されます。
見方は多少違いますが、動きとしてはストキャスティクスとほぼ同じですので、どちらを使っても良いです。
Williams%R(ウィリアムズ%R)の使い方
Williams%Rの値が0%に近いほど高値警戒圏、-100%に近いほど下値警戒圏です。
ですので%Rが-20%以上で売り、-80%以下で買いサインになりますが、ダマシも多いので下記の「ガーベージトップ」「ガーベージボトム」「ダイバージェンス(ヒドゥンダイバージェンス)」を利用してエントリーをします。
ガーベージトップ
ガーベージトップは買われすぎゾーンに張り付いたあとに急落で売りエントリーです。ウィリアムズ%Rの特性上、RSIなどに比べて発生率が高いです。
ガーベージボトム
ガーベージボトムは売られすぎゾーンに張り付いたあとに急騰で買いエントリーです。
ダイバージェンス(ヒドゥンダイバージェンス)
こちらは価格とウィリアムズ%Rの数値が逆行する現象。写真はヒドゥンダイバージェンスで、詳しい解説は下記の記事で
Williams%R(ウィリアムズ%R)の注意事項
Williams%Rは有用なインジケーターではありますが、価格への反応がシビアですのでダマシがよく起こります。
そのため単体では使わずに移動平均線などと組み合わせることが普通です。
また、トレンドが発生するととたんに使えなくなってしまいますので、基本的にはレンジ専用と考えたほうが良いでしょう。