ハイローオーストラリアで自動売買する時の注意
当サイトで配布しているツールには主に次の3種類があります。
① MT4のチャートにテクニカル指標を表示する「インジケーター」
② MT4を使ってFXで自動売買取引をする「EA」
③ ①のテクニカル指標+エントリータイミングの矢印を表示する「サインツール」
①のインジケーターと③のサインツールは主に裁量トレードで使われています。
②のEAと③のサインツールが自動売買で動かすことが可能です。
そして、よくごちゃまぜにして語られることが多いのが、②のEAと③のサインツールの違いです。
まずはEAの特徴
まずEAの解説です。EAはエキスパートアドバイザーと言って、MT4をつかって、FXで自動売買を行うために開発されたプログラムで、エントリーや利確に関するロジックが詰まっています。
MT4は便利なチャートソフトと思っている方が多いですが、メインの使い方はEAで自動売買を行うということを目的としています。
そのため、MT4上からEAのパラメータを操作できることは当然として、バックテストやどんな設定をすれば勝率が高くなるかを調べる「最適化」機能などが装備されています。
サインツールの特徴
次にサインツールです。
これはチャートに矢印がでたら、手動でバイナリーオプションのトレード画面からポチポチとエントリーする使い方もできますが、AMTなどを使えばハイローオーストラリアで自動売買ができるものです、
実はサインツールというものが世にでてくることは、当初MT4の開発元は想定していませんでした。
どこかの賢い開発者さんが、裁量トレードで使われていた「インジケーターの矢印を読み取るソフトを作ったらバイナリーオプションの自動売買ができるんじゃないか?」ってことを思いついて実現した、いわば非公式な使い方なのです。
バイナリーオプションはFXよりも少ない資金で取引ができますし、ルールがFXよりも簡単で損失が限定される事が自動売買に向いているということで一気に広まりました。
しかしここでサインツールの問題が発生・・・
一気に世に広まった、「サインツールを外部システムで読み取ってバイナリーオプション自動売買をおこなう」という方法。
海外フォーラムでは2015年あたりから人気に火が付き、個人開発の自動売買システムが100万円なんて価格でリリースされたりもしましたが、サインツールには一つ致命的な弱点がありました。
それは、外部の自動売買システムは「チャートの矢印を直接読み込めるわけではない」ということです。
図で説明しますと、外部の自動売買システムはMT4に表示されている矢印を読み込めるわけではなく、サインツールのロジック(ex4)を直接読み込んで取引を行います。
そのため、MT4のチャート上でサインツールのパラメータを変更すると、MT4が計算してチャートの矢印の位置を変えてくれますが、自動売買システムはMT4チャートの矢印を直接読み込めないため、パソコン画面に写っているチャートの矢印の位置と、実際の自動売買システムのエントリーがずれるということが起こります。
これはMT4の仕様上、どうしても解決できない問題で、どの業者の自動売買システムも同じなのです。
サインツールのパラメータを変更する方法
自動売買システムでパラメータが変更できないとなると、100%ロジック頼りでトレーダーさんは相場が変わってもなにもできないということですが、下記の方法を使えば、ある程度パラメータ問題を解決することができます。
アラート型のサインツールを使う
まずはアラートを読み込む方法です。
これは、サインが出ると同時にアラートを鳴らすサインツールに有効です。エキスパートタブにエントリー情報が出力されますので、そこを読み込むという方法です。
この方法ですと、「サインが出る=MT4がアラートを鳴らす=エントリーする」タイミングが一致するので、パラメータを変更しても変更後のエントリーに対応が可能です。
ただし弱点としては、当サイトで配布しているサインツールの半分くらいがアラートを出さないものなので、動かせる総数は意外と少ないです。
そういう場合はSYSFAC_AMT_AUTOなどのサインを読み込んでアラートを代わりに出してくれる補助ツールを使えば解決です。
Object型のサインツールを使う
これはサインツールの矢印を直接読み込んでいく方法です。
我々の目にはMT4のチャート上にはエントリーの矢印が見えますが、機械からみると144、224などの番号が各矢印に割り振られています。
その矢印番号を自動売買システムで素直に読み込んでいく方法です。
ただし弱点として、自動売買システム自体が重くなりますので、多くの通貨を同時に売買する時はPCのスペックが要求されてしまうということです。
また、複数のインジケーターをチャートに動かすとうまく動かないといった弱点もあるので、使わないに越したことはない形式ではあります。
結論:パラメータが変更できる自動売買システムを使いましょう