RCIは標準ではMT4に搭載されていませんのでそこまで有名なインジケーターではありません。
しかし、RCIはオシレーター系とトレンド系の特徴を合わせもっており、優秀で使いやすいと言うトレーダーが多くいます。
そこで今回は、RCIの特徴や使い方をご紹介していきます。
RCIの計算式
RCIとは、時間と価格の相関関係を指標にしたものです。
そのことにより、トレンド系とオシレーター系で分かる情報をRCI1つで見ることができるという点が特徴と言われています。
RCIの計算式は以下の通りです。
※dは時間の順位と価格の順位の差を2乗したもの。
nには期間を当てはめます。
RCIの使い方
RCIは、1本のラインでも使うことができるのですが、複数のラインを表示した方がよりシグナルが分かりやすくなるので、普段使われている方は3本RCIを表示して使うことが多いです。
上記は赤が短期トレンドを示す短期9、青が中期トレンドを示す中期26、緑が長期トレンドを示す長期52期間で、RCI3本の標準的な設定です。
この3本のラインが同じ方向に揃った時はトレンドの発生を示しています。
RCIのクロス
RCIを移動平均線に見立てて、ゴールデンクロスとデッドクロスを想定し、売買サインを見ることも可能です。
赤い丸のところのように、短期ラインが中期ライン&長期ラインを下に抜けている場合はデッドクロスなので売りサイン。
水色の丸のところのように短期ラインが中期ライン&長期ラインを上に抜けている場合はゴールデンクロスなので買いサインと見ることができます。
RCIの上下張り付き
トレンドが発生して時間がたつと、RCI3本のラインがすべて上や下に張り付いた状態になることがあります。
これは買われ過ぎ(売られすぎ)のサインなのですが、トレンドが強く、まだしばらく続くことを示唆していますので、逆張りエントリーには注意してください。
RCI まとめ
RCIはオシレーター系とトレンド系のテクニカルを備えているインジケーターなので、1つでさまざまな情報を得ることができます。
プロも多用しているインジケーターなので、ぜひ使ってみてくださいね。