サインなし 相場環境認識系
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RBR-DBDは、Rally-Base-Rally(上昇継続)およびDrop-Base-Drop(下落継続)パターンを自動で検出・表示する軽量インジケーターです。
スマートマネーコンセプト(SMC)に基づいたトレンドフォローと相性が良いです。
SMCとは「Smart Money Concept(スマートマネーコンセプト)」の略で、プロ投資家や機関投資家(=スマートマネー)がどのように市場に関わっているかを分析し、それに基づいてトレードを行う手法です。従来のインジケーターに頼る手法とは一線を画し、「価格の動き(プライスアクション)」と「マーケット構造」に重点を置くのが特徴です。
🔍 SMCの主な構成要素(簡単に)
概念 | 内容 |
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BOS(Break of Structure) | 構造の転換点。トレンドが切り替わるときに発生。高値や安値の更新を基準に判定される。 |
CHoCH(Change of Character) | トレンドの最初の兆し。明確な転換前に現れる変化。 |
Order Block(オーダーブロック) | スマートマネー(機関投資家など)がポジションを仕込んだとされる価格帯。反発やブレイクが起こりやすい。 |
Liquidity(流動性) | 個人トレーダーの損切りや注文が集中している価格帯。狙われやすく「狩られる」ポイントになりやすい。 |
SCB(Sweep Candle Block) | 高値・安値を一時的にブレイクした後、反転する動き。流動性を狙った典型的なパターン。 |
IDM(Indecision Momentum) | モメンタムの転換や迷いが現れるロウソク足の組み合わせ。方向感を掴むヒントになる。 |
💡 なぜSMCが注目されるのか?
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再現性が高い:構造と動きに基づいているため、相場の本質的な動きに着目できる
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裁量に依存しにくい:ルール化された分析がしやすく、初心者でも学べる
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価格だけで判断可能:インジケーターに依存せず、ローソク足や高安だけで分析できる
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FXだけでなく、株・仮想通貨にも使える:普遍的な概念で幅広い市場に応用可能
📘 補足
SMCは海外のトレーダー(特にICT:Inner Circle Trader)によって体系化されたことで知られています。日本ではまだ情報が少ないですが、トレンドの初動を掴みたいトレーダーにとって非常に有効な手法です。
RBR-DBDインジケーターの利用方法
RBR-DBDインジケーターは、上昇や下落の流れの中で一時的な停滞ゾーンを挟むトレンド継続パターン「Rally-Base-Rally(RBR)」および「Drop-Base-Drop(DBD)」を自動で検出してくれるツールです。
この2つのパターンは機関投資家などが仕掛けた継続的な注文の痕跡とされ、特にトレンドフォロー型のトレード戦略において注目されています。
RBRパターンでは、強い上昇の後に短期的な横ばい(ベース)を形成し、さらに上昇が続く形を取ります。一方、DBDでは下落→停滞→下落の流れを描き、明確な下降トレンド継続を示します。
インジケーターをチャートに適用すると、以下のようにゾーンが自動的に色分け表示されます。
RBRゾーン(上昇継続):DeepSkyBlue
DBDゾーン(下落継続):Red(設定ではGrayに変更可)
ゾーンの検出は、平均サイズやパーセンテージで制御されており、ノイズを減らし、重要なベースのみを抽出するよう調整されています。特に、キャンドルサイズの平均や割合などを変更することで、ゾーンの検出感度を調整できます。

MT4のパラメータ設定

setLookBackBars
過去のローソク足本数。どれだけ過去をスキャンしてゾーンを検出するかの範囲を指定します。
setSizeTypeAvr
サイズ計算の基準を設定します。H1/LOWは高値と安値の幅で平均を計算します。
setCountAvrSize
平均サイズの算出に使うローソク足の本数。小さいと感度が高くなります。
setSizeCloseToExPerc
ベースゾーンを定義するための割合(%)。ローソク足の終値がこの範囲内にあるとベースと判定されます。
setPercentSizeBase
ベースゾーンとして認識されるローソク足の最小サイズの割合を設定します。
setColorBarDnn
DBDパターン(下落継続)のゾーンの色。初期値はGrayです。
setColorBarBase
ベースゾーンの色。一般的には視認性を高めるために中間色が使われます。
setColorBarUp
RBRパターン(上昇継続)のゾーンの色。初期値はDeepSkyBlueです。

インジケーターをMT4にインストールする方法
①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。
②フォルダの中に『mq4ファイル』または『ex4ファイル』がはいっていることを確認します。
③MT4を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL4』→『Indicators』フォルダに②のファイルをいれます。(この時必ずフォルダからファイルをだして、ファイル単体でいれてください。)
④MT4を再起動すればMT4のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。