チャートにピボットを表示してくれるインジケーターです。
通常のピボットインジケーターは、前日の値動きを元にデータを計算して最新のものだけを表示してくれるシンプルなものですが、PivotPoints.All-In-Oneはパラメータから様々な設定ができる、オールインワンなピボットインジケーターです。
PivotPoints.All-In-Oneインジケーターの利用方法
一般的なピボットインジケーターはこんな感じ。十分ではありますがね
日本でのピボットはデイトレードなどで利用されることが多いですが、海外では週単位のピボットとフィボナッチなどを組み合わせて長期の予測を立てるような使われ方もしています。
チャートにある青色の重要なPP(ピボットポイント)は下記の式で求めます。
PP(Pivot Point)=(高値+安値+終値)÷ 3
つまり、前日の真ん中の価格を求めていますね。
そして次に重要なサポートラインとレジスタンスラインの計算式は
S1(Support 1)= PP ー(前日高値ーPP)
S2(Support 2)= PP ー(前日高値ー前日安値)
R1(Resistance 1)=PP +(PPー前日安値)
R2(Resistance 2)= PP +(前日高値ー前日安値)
と非常にシンプルで、上記の計算で求めていることは、「前日と参加者が変わらなければこのあたりまでは届くだろうね」という考えに基づきますね。
パラメータ設定
『Calculation Method』はピボットの計算方法ですが、ここはデフォルトでOKです。
『Calculation Period』の基本はDailyですが、長期分析はweekやmonthを使います。
あとわかりにくい所として、『Depth of Levels』はサポートライン(S)とレジスタントライン(R)を何本表示するかと、『Right Shift』をtrueにすると最新ラインが右側ぎりぎりまで表示されるようになります。
インジケーターをMT4にインストールする方法
①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。
②フォルダの中に『mq4ファイル』または『ex4ファイル』がはいっていることを確認します。
③MT4を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL4』→『Indicators』フォルダに②のファイルをいれます。
④MT4を再起動すればMT4のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。