インジケーター

市場の不均衡を可視化するギャップ検出ツール「Fair Value Gaps」

Fair Value Gaps

サインなし  サポレジ系

ファイル形式  .ex4

Fair Value Gapsインジケーターは、価格変動の中で発生する需給の不均衡(FVG)を自動的に検出し、チャート上にゾーンとして表示します。

買い優勢の領域を緑、売り優勢の領域を赤で示し、トレーダーが反転・継続のタイミングを見極める補助となります。

FVGを詳しく

FVG(Fair Value Gap)は、価格が急速に動いた際にチャート上に残る「価格の不均衡領域」を指します。
市場では常に買い手と売り手のバランスによって価格が決まりますが、強い注文(例:大口の買い・売り)が入ると、そのバランスが崩れ、一部の価格帯を「飛ばして」取引が進むことがあります。
この“飛ばされた価格帯”がFVGです。

ローソク足で見ると、3本の連続した足(A、B、C)で以下のような形になります:

上昇FVG(Bullish FVG)
→ 足Aの高値が、足Cの安値より下にある。
→ 中間の足Bの動きで「間」が空く(買いが強く、売りが追いつかなかった領域)。

下降FVG(Bearish FVG)
→ 足Aの安値が、足Cの高値より上にある。
→ 売りが急激に優勢で、買い注文が飛ばされた領域。

このギャップ部分は、市場が「未消化の取引エリア」として意識され、**価格が後でそこに戻る(埋めにくる)**傾向があります。

 

なぜ重要なのか

FVGは「需給の偏り」を示すため、トレーダーにとって非常に有用な情報です。

価格が戻って埋める(リトレース)動きを狙うトレーダーにとっては、エントリーポイントの目安になります。

トレンド方向の継続を狙うトレーダーにとっては、FVGが再テストされて反発するポイントがエントリーチャンスになります。

特に大きなFVGほど、市場の不均衡が強かったことを意味し、再びそのゾーンが意識される確率が高いです。

 

トレードでの活用方法

上昇トレンドでのBullish FVG
緑のゾーンが出現したら、その上抜けで買いを検討。ストップは直近の安値下。

下降トレンドでのBearish FVG
赤のゾーンが出現したら、その下抜けで売りを検討。ストップは直近の高値上。

高時間足のFVGに注目
H4やD1で形成されたFVGは、M15やH1などの短期足で再テストされることが多く、精度が高い傾向にあります。

他の要素と組み合わせる
サポート・レジスタンス、流動性ゾーン、価格アクション、ファンダメンタル分析と併用することで、優位性がさらに高まります。

 

まとめ

FVGは、価格が「均衡を失った証拠」として現れるゾーンです。
その領域を理解し、どの方向に価格が再び動くのかを見極めることで、トレードの精度を高めることができます。
つまり、FVGは**「相場が次に注目する可能性の高い価格帯」**を教えてくれる、非常に実践的な分析ツールなのです。

Fair Value Gapsインジケーターの利用方法

Fair Value Gaps緑はサポート、赤はレジスタンスとして使えます

 

 Fair Value Gaps水平ラインというよりは、ゾーンで考えたほうがよさげです

 

このインジケーターは、チャート上に形成されるFair Value Gap(公正価値ギャップ)を自動で検出して表示します。

緑の矩形は買い(Bullish FVG)、赤の矩形は売り(Bearish FVG)を意味します。明確なエントリーサインを出すわけではありませんが、FVGが形成された方向にトレードを検討することができます。

上昇トレンド中に緑のゾーンが出現した場合、その上抜けを買いエントリーの目安とし、直近の安値にストップを置きます。下降トレンド中に赤のゾーンが現れた場合は、その下抜けを売りエントリーの目安とし、直近の高値にストップを設定します。

FVGは相場の不均衡を示すため、複数の時間足で確認すると精度が向上します。特にサポート・レジスタンス付近で形成される大きなFVGは信頼性が高く、需給バランスの崩れを捉えやすいポイントです。

亀吉
亀吉
フィボ太朗さんの水平線がゾーン内にあるときは強い抵抗帯になりますよ
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MT4のパラメータ設定

Fair Value Gaps

Display_FVG_Option
表示するギャップの種類(Bullish、Bearish、Both)を選択します。

Minimum_FVG_Size_In_Points
FVGとして認識する最小サイズをポイント単位で設定します。

Bullish_FVG_Zone_Color
買いFVGゾーン(上昇ギャップ)の色を指定します。

Bearish_FVG_Zone_Color
売りFVGゾーン(下降ギャップ)の色を指定します。

Fvg area length
ギャップゾーンの表示長さを設定します。

Lines Style
ゾーン境界線の表示スタイルを選択します。

Look-back candle count
過去どのローソク足本数を分析対象とするかを指定します。

Show lookback line
過去検出範囲をライン表示するかどうかを設定します。

Look-back line color
上記ラインの色を設定します。

Alert PopUp
FVG発生時にポップアップで通知するかを設定します。

Alert Email
メールによる通知を有効化します。

Alert Push Notification
スマートフォンへのプッシュ通知を有効化します。

Alert delay (candle count)
アラートを発生させるまでのローソク足遅延数を設定します。

 

 

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インジケーターをMT4にインストールする方法

①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。

②フォルダの中に『mq4ファイル』または『ex4ファイル』がはいっていることを確認します。

③MT4を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL4』→『Indicators』フォルダに②のファイルをいれます。(この時必ずフォルダからファイルをだして、ファイル単体でいれてください。)

④MT4を再起動すればMT4のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。