ドローダウン

ドローダウン

ドローダウンとは投資用語の一つで、銘柄やポートフォリオが落ち込んだ時に資産がどれだけ下がったかの下落率を表します。EAやサインツールをつかったシステムトレードでも同様の意味で使われます。

ドローダウンは、投資家にとって重要なリスク要因の一つであり、近年、資産運用において重要視されています。

最大ドローダウン

ドローダウンの中で重要なのは、最大ドローダウンです。これはドローダウンの中でも一番下落率が大きかったものを指します。

この最大ドローダウンは、資金管理をする上で大切なものとなります。

例えば、あるEAのバックテストを行った時に最大ドローダウンが25%とあった場合、100万円運用するのであればレバレッジ2倍にしても大丈夫そうですが、実際に運用させてみると最大ドローダウンというものは、ほぼすべての運用で最大値を更新します。

テストした期間にもよりますが、通常バックテストで得た最大ドローダウン結果の2倍程度までは進むと見ておくのが普通です。

つまり先程の例だと最大ドローダウンが25%だった場合は50%まで進む可能性が高く、この場合、レバレッジ2倍では助からないということです。

 

ドローダウン期間

ドローダウン期間とは、システムトレードでよく使われる言葉で、理論上は資産が徐々に増えていく戦略でも、必ず結果がマイナスになる期間があり、その期間のことをドローダウン期間と言います。

このドローダウン期間は、もし将来的に資産が増える戦略を用いたとしても、資金管理を徹底していなければ、たまたま不運にも戦略開始時に最大ドローダウン期間が始まった場合は初期投資額が失われてしまいます。

そのため、いきなり最大ドローダウンで資金を失っても戦略を持続できるだけのポジションサイズで運用を開始することが重要です。

 

ドローダウン期間の長さはリスク

ドローダウンには考慮すべき時間的要素があります。それは投資がドローダウンの損失を回復して、新たな相対的高値に移行するまでにかかる時間です。

例えばあるファンドへの投資を検討しているとします。

このファンドのパフォーマンスは全体的に優れており、過去7年間で、このファンドは10%と20%の2回しか大幅なドローダウンを経験していません。

しかし、ドローダウンが発生した場合、その期間は平均で約18ヶ月と長く続いています。つまり、投資信託の純資産価値が大幅に下落した場合、その損失を回復して新たな高値をつけるまでに約1年半かかっているのです。

ここで、ファンドに投資したお客さんが、1年後に多額の費用が発生して現金化が必要になることを想定した場合、ファンドに投資した後すぐに10%のドローダウンが発生すると、過去の実績から見て、お客さんが利益を残せる可能性は低いと考えられます。

そのため、ドローダウン期間は下落率だけでなく、過去の実績からドローダウンの期間が短い代替ファンドへの投資を検討することが必要です。

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