コモディティ

商品先物(コモディティ)

コモディティは一般的に商品先物市場で取引される商品のことを指します。株式や債券と同様に市場で取引されており資産の一種です。

主な商品には、綿花、石油、ガス、トウモロコシ、小麦、オレンジ、金、ウランなどがあります。

個人での取引は活発ではなく基本的には、投資銀行や大規模な製造会社の取引が盛んですが、商品先物市場の動きは為替や株式市場、物価への影響もありますので個人トレーダーも留意して置かなければいけません。

先物取引の基本は単純で、

約定値段から値上がりすれば、買い方が得をして、売り方は損をする
約定値段から値下がりすれば、売り方が得をして、買い方は損をする

ということです。

コモディティの種類

1. 農産物

農産物とは、コーヒー、トウモロコシ(家畜や人間の重要な食料源)、砂糖、大豆(その油はクラッカー、パン、ケーキ、クッキーなどに使われる)、小麦(世界で最も重要な食用作物の一つ)などのことです。

たつお
たつお
グラコロは小麦粉の値段が上がるとメニューから消えるんですよ

2. エネルギー

エネルギー商品には、輸送やプラスチックの生産に使われる原油、発電に使われる天然ガス、小型トラックや自動車の動力源であるガソリンなどがあります。

3.金属

金属には、宝飾品に使われる金、宝飾品に使われるほか産業用にも多く使われる銀、電気配線に最も多く使われる銅などがあります。

コモディティはどこで取引されているのか?

ほとんどの商品は商品取引所で取引されています。

商品先物が活発なアメリカの商品取引所には、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)、シカゴ・マーカンタイル取引所、シカゴ・オプション取引所(CBOE)、カンザスシティ取引所、ミネアポリス穀物取引所、シカゴ商品取引所(CBOT)などがあります。

日本には大阪取引所、東京商品取引所、大阪堂島商品取引所の3つがあり、貴金属、農産物、石油製品など約30種類の商品や商品指数が上場されています。

個人が先物取引を行う場合は各証券会社にて行いますが、株式、上場投資信託、投資信託などで間接的に取引をすることもできます。