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MT4をアップデートしたらインジケーターが動かなくなった時の対処法

亀吉
亀吉
2024年5月24日にMT4のアップデートがありましたが、このアップデートにより一部のインジケーターが稼働できなくなりました
たつお
たつお
その対処法として、この記事ではMT4のダウングレード方法を簡単に解説します

MT4のBuild1420で市販のツールが利用不可に?

MT4のダウングレードのやり方メニューの【ヘルプ】→【about】でbuildが確認できます

 

メタトレーダーが行なった2024年5月のアップデート(build1415→1420)では多くのインジケーターが突然稼働できなくなりました。

動かなくなったインジケーターは主に海賊版などといわれていますが、海外フォーラムを見ていると元々無料配布されていた一部のインジケーターも動かなくなっているようなので、停止基準は開発元のメタクォーツ社しかわからない状態です。

アップデートにはセキュリティの改善やバグの修正などが含まれていますので、基本的には最新のbuildを使用することが推奨されます。

しかし、使い慣れたインジケーターが突然使えなくなるというのはなかなか厳しいものがありますので、この記事ではbuild1420から1つ前のbuild1415へ戻す手順を解説していきます。

 

MT4ダウングレードの手順

まず、MT4内にダウンロードされている新しい更新ファイルを削除していきます。

この更新ファイルが残っているとダウングレードを行なっても、勝手に最新版にアップデートされてしまうので先に削除しておくわけです。

 

設定ファイルMT4のデータフォルダを開きます

 

隠しファイルメニューの【表示】をクリックし隠しファイルが見えるようにしておきます。(すでに隠しファイルが見える設定にしている人はそのままでOK)

 

 設定ファイル上部アドレスの【MetaQuotes】をクリック

 

 設定ファイル【WebInstall】フォルダをクリック

 

設定ファイル中に入っているファイルを全て削除します

 

これで、最新の更新データは削除できました。

 

MT4の自動更新ファイルのダウンロードを止める

先程はPC内に残っていた更新ファイルを削除しましたが、ここでは最新版の更新ファイルをこれ以上ダウンロードしないように設定します。

 

プロパティさきほどの【WebInstall】フォルダ上で右クリックして【プロパティ】を選択

 

権限設定【セキュリティ】タブ→【編集】をクリック

 

権限の設定SYSTEM、ユーザー、Administratorsの3つの権限で、【書き込み】の拒否にチェックします。

これで新しいデータを自動でダウンロードしなくなりました。

 

MTのデータを前のバージョンに書き換える

まず事前にMT4を停止してください。

そしてこちらからインジケーターが動かなくなる1つ前のBuild1415のデータをダウンロードします。(22.3MB)

 

ダウングレードのファイルダウンロードしたファイルを展開すると【terminal.exe】と【metaeditor.exe】のファイルがはいっています。

 

MT4のファイル次にMT4がインストールされているフォルダを開きます。通常はCドライブの【Program Files(x86)】フォルダにインストールされています。

ここを開くと中に「metaeditor.exe」と「termina.exe」ファイルが入っていますので削除し、先ほどダウンロードしたファイルをここへ移動します。

その後MT4を起動すると、最新のbuildに更新するか聞いてくるようになりますが、必ず拒否してください。

 

MT4バージョン情報メニューの【ヘルプ】→【about】でbuildを確認して1415になっていたら成功です

 

亀吉
亀吉
ただし注意事項として、一定期間アップデートをしないとMT4はサーバーと接続しなくなる仕様になっています
たつお
たつお
そのため、今回の方法はあくまで一時的な処置ですので、いずれは最新バージョンへの変更が必須となりますよ