サインなし 相場環境認識系
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DarvasBoxes-nmcは、ダーバスボックス(Darvas Box)理論に基づいたテクニカル指標です。
ダーバスボックスは、価格は一定の範囲(ボックス)の中で上下動を繰り返し、その範囲を突破すると新たなボックスを形成する傾向があるという考えに基づいています。
DarvasBoxes-nmcインジケーターの利用方法
ダーバスボックス理論は、ニコラス・ダーバスによって考案された株式取引の理論で、株価のトレンドとブレイクポイントを特定するためのテクニカルです。
エントリーポイントを見つけるというよりは、トレンド方向を捉えることを目的としています。
実践での使い方としては、ボックスをブレイクしたらその方向へ順張りですが、ボックスブレイク系は価格が戻って来ることも多いので、安全にいくならばボックスブレイクで一旦戻りを確認し、ボックスタッチで再度反発したところで順張りエントリーが安全です。
いわゆる「ギャップブレイク」の概念を使用してボックスの高値と安値を決定します。ギャップブレイクとは、価格がボックスの上下水平線の間でブレイクスルーしたときに、水平線付近で取引されないことを指します。
まず、株価の上昇トレンドを観察し、通常ははっきりした価格変動の底から適切な起点を見つけます。
起点が決まったら、価格の動きを観察します。価格が特定の閾値(例えば、前の価格変動の1/2や2/3)を超えると、ボックスの上部水平線を引き始めます。
価格が下降してリトレースしたとき、価格がボックスの上部水平線と下部水平線の間でブレイクスルーするかどうかを観察します。価格がボックスの上部水平線をブレイクスルーした場合、高値はブレイクスルーポイントとして設定され、ボックスの上部水平線はそれに応じて上方に調整されます。価格がボックスの下部水平線を下回った場合、低値はブレイクスルーポイントとして設定され、ボックスの下部水平線はそれに応じて下方に調整されます。
価格の動きを継続して観察し、ブレイクスルーが発生した場合にボックスの上部と下部の水平線を更新します。価格がボックスの上部水平線を継続してブレイクスルーした場合、ボックスはそれに応じて上方に調整されます。価格がボックスの下部水平線を継続してブレイクスルーした場合、ボックスはそれに応じて下方に調整されます。
連続した観察と調整によって、価格変動の高値と安値を代表する一連のボックスを形成することができ、これによってトレンドと取引シグナルを特定するのに役立ちます。

MT4のパラメータ設定

UniqueName: インジケーターの識別名を設定する。
DarvasMode: ダーバスボックスの算出方法を選択する。ロジックは不明ですが数字を替えただけボックスも変化します。
PivotStrength: ピボットポイントの強さを設定する(値が大きいほど大きなボックスが形成されます)
RollingPeriod: 数値を増やすとボックスの更新頻度が増えます(小さいボックスが形成されやすくなります)
NeutralColor: ニュートラルな状態のボックスの色を指定する。
UpTrendColor: 上昇トレンド時のボックスの色を指定する。
DnTrendColor: 下降トレンド時のボックスの色を指定する。
BoxWidth: ボックスの枠線の太さを指定する。
BoxesMode: ボックスの描画方法を選択する。
ChannelMode: チャネル表示の有無を設定する。
PivotsMode: ピボットポイントを考慮するかどうかを設定する。
GhostBoxesMode: ゴーストボックス(仮のボックス)を表示するかどうかを設定する。
SignalMode: シグナルの表示(エントリーサイン等)を有効にするかどうかを設定する。

インジケーターをMT4にインストールする方法
①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。
②フォルダの中に『mq4ファイル』または『ex4ファイル』がはいっていることを確認します。
③MT4を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL4』→『Indicators』フォルダに②のファイルをいれます。(この時必ずフォルダからファイルをだして、ファイル単体でいれてください。)
④MT4を再起動すればMT4のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。