移動平均線とは?
移動平均線は、一定期間の平均値をチャートに描写したもので、世界中で最も利用されているツールです。
利用方法としては移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下落トレンドのように相場のトレンドを読み取ったり、価格が移動平均線よりも上で推移していればロングポジションは平均して含み益がでているので、次のレジスタンスラインでは多くの利確がでて反落しそうといった予測を立てることができます。
この記事の前半では基本の移動平均線ロジックをベースに開発されたインジケーター、後半では移動平均線に別のテクニカルを追加して開発されたインジケーターをご紹介していきます。
移動平均線の改良型インジケーター
スーパートレンドハル(HMA)インジケーター「Super-Trend-Haru」
Alan Hull氏が考案したハル移動平均線(Hull Moving Average)を使用したインジケーターです。
ATRも考慮されており、通常の移動平均線よりも反応が早いですが、曲線は滑らかに表示されます。
最小二乗移動平均線「LSMA」インジケーター
LSMA(最小二乗移動平均線)を使った、価格への反応が速い移動平均線です。
最小二乗法というのは、散布図などを使った誤差を伴う測定値の処理で、誤差の二乗の和を最小にすることで、最も確からしい関係式を求める方法です。
株のBLSシステムなどが導入している計算方法ですね。
第3世代移動平均線(3rdGenMA)
3rd Generation Moving Average(3世代の移動平均線)という名前の移動平均線(笑)です。
通常の移動平均線のタイムラグを減らすようにロジックを改良されています。
感度を自由に変えられる移動平均線「Var Mov Avg」
Var Mov Avgは移動平均線の一種で、価格追従性の高いLWMA(線形加重移動平均線)に似た反応をしますが、設定で価格追従性の調整ができるインジケーターです。
JMAを使ったインジケーター「Jurik smooth on chart generic trend」
こちらは、Mark Jurikという方が開発した移動平均線でJMAと呼ばれています。
4本の独立した線からトレンドを判断し、上昇は緑、下降は赤色に色が変わってトレンドを教えてくれます。
なかなかの精度を誇るので使い方によっては化ける可能性があるインジケーターです。
4本値を移動平均線化「4_ma_candles」
始値・終値・高値・安値の4本値を4つの移動平均線化し、ローソク足で表示したちょっとめずらしいインジケーターです。
描写されるローソクの特徴としては、トレンド中は実体が大きくなり、レンジは実体が小さくなる傾向があります。
移動平均線ロジックでトレンドを判断「asymmetric-bands-oscillator-extended」
2本の移動平均線をベースにしたラインをサブチャートに表示し、色でトレンドをわかりやすく教えてくれるインジケーターです。
複数の移動平均線を組み合わせたインジケーター
3本の移動平均線をグラフィカルに表示するインジケーター「Laguerre stripped 1.01」
相場のトレンドの切り替わりをグラフィカルに教えてくれるインジケーターです。EMA(指数平滑移動平均)の3本ラインを使って表示しています。
完全に色が転換するのを待ってからエントリーすることでダマシを排除することが出来ます。
最大512本の移動平均線を表示するインジケーター「imafan」
imafanは移動平均線を最大512本まで同時に表示し、グラデーションでトレンドの強弱を視覚化したものです。
人気のインジケーターですが、表示本数を増やしすぎると重くなるのと、imafanを中心に据えた手法は特にないので、どちらかというと殺伐としたトレード作業の清涼剤的なインジケーターです。
12本のEMAを配置してトレンドを見やすくしたインジケーター「Guppy MMA」
GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、指数平滑移動平均線(EMA)を12本チャートに表示し、価格トレンドの有無や方向性、強弱をビジュアルで判断するインジケーターです。
EMAとエンベロープのシンプルだけど使いやすいインジケーター「Forex Trend Channel」
EMA(指数平滑移動平均線)2本を配置し、トレンドがわかりやすいように色を変えて視覚化、そこへエンベロープを表示した定番インジケーターです。
T3移動平均線と抵抗帯バンドを使った「T3_floating_levels」
T3_floating_levelsは、T3MAという平均線を更に平滑化したダマシの少ない移動平均線と、同じくT3MAをベースに計算されたバンドを利用したインジケーターです。
小さな負けを繰り返して、大きく取るタイプのもので、エントリーは一目均衡表のような使い方をします。
ATRを加味したスタークバンド表示するインジケーター「STARC Band」
スタークバンド(STARC Band)は中央に移動平均線(MA)を配置し、上下にバンドを表示しているので見た目はボリンジャーバンドですが、ATRの値を加味してバンドを表示する特徴があります。
8本の移動平均線を表示「Set_Of_Averages」
10期間ずつずらした8本の移動平均線を表示するインジケーターです。
似たようなツールにguppy_mma(GMMA)があります。
移動平均線サインツール
LWMAとEMAの2種類の移動平均線を使ったサインツール「Sidus」
直近の価格の動きを重視し反応速度が速い「線形加重移動平均線(LWMA)」と「指数平滑移動平均線(EMA)」の2つを使ったサインツールです。
どちらも普通の移動平均線よりもちょっと反応早くなったよ程度の認識で良いです。
自動売買で拾えるサインがでますので、バイナリーオプションでの自動売買化が可能なサインツールです。
相場の過熱感を測るCCIと移動平均線を組み合わせたサインツール「CCI Dot MT5」
相場の過熱感を測るCCIと、移動平均線を利用したサインツールです。
自動売買で拾えるサインがでますので、バイナリーオプションでの自動売買化が可能なサインツールです。