MT5で日足・週足・月足VWAPを表示「VWAP」
サインなし 移動平均線系
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MT5でチャートを見ていると、通常の移動平均線だけでは少し物足りない場面があります。
終値ベースの平均線は見やすい反面、「その価格帯でどれくらい動きがあったのか」までは反映しにくいです。そこで使いやすいのが、出来高を加味した平均価格を表示するVWAPです。
今回紹介するMT5用VWAPインジケーターは、日足・週足・月足のVWAPラインをチャート上へ表示できます。短期の値動きだけでなく、上位時間軸で意識されやすい平均水準も一緒に確認したい人向けのインジケーターです。
MT5用VWAPインジケーターの特徴
VWAPは「Volume Weighted Average Price」の略で、日本語では出来高加重平均価格と呼ばれます。
単純に価格を平均するのではなく、出来高を加味して平均価格を計算する指標です。株式や先物では平均約定価格の目安として使われることも多く、価格がVWAPの上にあるか下にあるかを見て、現在の値位置を確認する使い方があります。
ただし、FXでは株式市場のような実出来高をそのまま使えないことが多く、インジケーター側ではティックボリュームを使って計算しているケースがあります。そのため、絶対的な基準として見るよりも、価格がどの平均水準を意識しているかを確認する補助線として使うほうが現実的です。
日足・週足・月足のVWAPを同時に確認できる
このVWAPインジケーターでは、日足・週足・月足のVWAPラインを同じチャート上に表示できます。
短期足だけを見ていると、目の前の値動きに引っ張られやすくなりますが、週足や月足のVWAPが近くにあると、上位時間軸で見た平均水準との距離感を確認しやすくなります。
Daily VWAP
その日の値動きに対するVWAPを表示します。短期の押し目や戻りの確認に使いやすいラインです。
Weekly VWAP
週単位の平均水準を表示します。日足VWAPよりもゆったりした基準として見やすいです。
Monthly VWAP
月単位の平均水準を表示します。短期売買というより、大きな値位置の確認に向いています。
VWAPの見方と使いどころ
VWAPは、サインを出して売買タイミングを教えてくれるタイプのインジケーターではありません。
どちらかというと、今の価格が平均水準より上にあるのか、下にあるのかを確認するためのラインです。移動平均線と似た使い方もできますが、出来高を加味している点が違います。
価格がVWAPより上か下かを見る
価格がVWAPより上にあるときは、平均水準より高い位置で推移している状態です。反対に、価格がVWAPより下にあるときは、平均水準より低い位置で推移している状態です。
ただ、VWAPを上抜けたから買い、下抜けたから売り、と単純に決めるよりも、ローソク足の流れや直近高値・安値と合わせて見るほうが使いやすいです。
特に、日足VWAPは短期の値動きに近く、週足・月足VWAPはやや重めの基準として見えます。複数のVWAPが近い位置に集まっている場面では、その価格帯で一度反応が出ることもあります。
押し目買い・戻り売りの候補を見る
上昇中の相場では、価格がVWAP付近まで戻ってから再び上方向へ動くかを見ます。反対に、下落中の相場では、VWAP付近まで戻したあとに上値が重くなるかを確認します。
もちろん、VWAPに触れたから反発するわけではありません。強いトレンドが出ているときは、そのまま抜けていくこともあります。
そのため、VWAPは単体で判断するよりも、水平線、直近の高値安値、ローソク足の形と一緒に見るほうが自然です。
VWAPを使うときの注意点
VWAPは便利なラインですが、チャートに入れれば反発ポイントが自動で分かる、というタイプのインジケーターではありません。
実際に使うときは、次の点を見ておいたほうが扱いやすいです。
FXでは実出来高ではない場合がある
MT5のFXチャートでは、株式のような実際の売買高ではなく、ティックボリュームを元に計算していることがあります。VWAPの数値を絶対視せず、目安として見るほうが無理がありません。
レンジでは何度も上下に抜けやすい
方向感がない相場では、価格がVWAPをまたいで何度も上下することがあります。抜けた方向へすぐ入ると、往復で振られやすい場面もあります。
週足・月足VWAPは反応が遅め
長い期間のVWAPほどラインは安定しますが、そのぶん短期の値動きには反応しにくくなります。スキャルピングよりも、値位置の確認に向いています。
MT5用VWAPインジケーターのパラメーター設定
Indicator_Name
インジケーター名を表示・管理する項目です。通常はそのままで問題ありません。
Price_Type
VWAPの計算に使う価格を選択します。終値、高値、安値など、どの価格を基準にするかを変更できます。
Enable_Daily
日足VWAPを表示するかどうかを切り替えます。短期足で使う場合は、まず日足VWAPを表示しておくと見やすいです。
Enable_Weekly
週足VWAPを表示するかどうかを切り替えます。日足VWAPよりも大きな流れの平均水準を確認できます。
Enable_Monthly
月足VWAPを表示するかどうかを切り替えます。短期売買のエントリー用というより、現在価格が月単位でどのあたりにいるかを見る用途に向いています。
Enable_Level_01 〜 05
追加レベルラインを表示するかどうかを設定します。必要なラインだけ有効にしておくと、チャートが見やすくなります。
VWAP_Level_01 〜 05_Period
追加レベルで使う期間を指定します。複数の基準を出したい場合に調整しますが、最初は日足・週足・月足だけでも十分です。
このVWAPインジケーターが向いている人
このインジケーターは、エントリーサインを出してほしい人よりも、チャート上に平均水準の目安を置いておきたい人に向いています。
・MT5でVWAPを表示したい人
・日足、週足、月足のVWAPを同時に確認したい人
・移動平均線以外の平均価格ラインも見たい人
・押し目買い、戻り売りの候補を探したい人
・現在価格が上位時間軸の平均水準より上か下かを見たい人
一方で、矢印サインやアラートで売買タイミングを知らせるタイプではないため、サイン型インジケーターを探している人には少し物足りないかもしれません。
VWAPを中心線だけでなく、上下のバンドとして見たい場合は、vwap-bands-indicatorのようなVWAPバンド系インジケーターも候補になります。
インジケーターをMT5へ入れる方法
ダウンロードしたzipファイルを展開し、中に入っているex5ファイルをMT5のIndicatorsフォルダへ入れます。
手順は次の流れです。
① ダウンロードしたzipファイルを右クリックして展開します。
② フォルダの中にex5ファイルが入っていることを確認します。
③ MT5を開き、画面上部の「ファイル」→「データフォルダを開く」へ進みます。
④ 「MQL5」→「Indicators」フォルダを開き、ex5ファイルを入れます。
⑤ MT5を再起動し、ナビゲータからインジケーターをチャートへ適用します。
mq5ファイルが入っている場合は、MetaEditorで開いてコンパイルが必要です。コンパイル時にエラーが出る場合は、そのまま使えないことが多いので、無理に修正せず別のインジケーターを使ったほうが早い場合もあります。
まとめ|MT5でVWAPを確認したいときに使いやすいインジケーター
このMT5用VWAPインジケーターは、日足・週足・月足のVWAPラインをまとめて表示できるのが使いやすいところです。
移動平均線のように価格の流れを見るだけでなく、出来高を加味した平均水準をチャート上に置いておきたいときに役立ちます。
ただし、FXでは実出来高ではなくティックボリュームを使うケースがあるため、VWAPを絶対的な反発ラインとして見るのはおすすめしません。価格がVWAPより上にあるのか、下にあるのか。週足や月足のVWAPに近づいたときに、ローソク足がどう反応するのか。そういった確認用のラインとして使うと、無理なく取り入れやすいです。








