MT5でVWAPバンドを表示「vwap-bands-indicator」
サインなし ボリンジャーバンド系
ファイル形式 .ex5
vwap-bands-indicatorは、VWAPを中心に上下の偏差ラインを表示するMT5インジケーターです。
見た目はボリンジャーバンドに近く、中心線と上下バンドの3本ラインで、価格が平均水準からどのくらい離れているかを確認できます。
通常のVWAPラインだけを表示するタイプとは違い、このインジケーターは「バンド幅」を見ながら、価格の行き過ぎや戻りやすい位置を探す用途に向いています。
vwap-bands-indicatorの特徴
vwap-bands-indicatorは、出来高加重平均価格であるVWAPをベースに、上下へ偏差ラインを表示します。
チャートに入れた印象としては、ボリンジャーバンドに似ています。中心線を基準に、価格が上側へ離れているのか、下側へ離れているのかを視覚的に確認できます。
ただし、通常のボリンジャーバンドとは計算の考え方が違います。ボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差を使いますが、vwap-bands-indicatorはVWAPをベースにバンドを作るため、出来高を加味した平均水準を中心に見たい場合に使いやすいです。
ボリンジャーバンドに近い感覚で使える
パラメータを合わせると、ボリンジャーバンドに似た動きになります
実際にチャートへ入れてみると、見た目はかなりボリンジャーバンドに近くなります。
価格が上側バンドに近づけば上方向へ伸びている状態、下側バンドに近づけば下方向へ売られている状態として確認できます。
ただ、ボリンジャーバンドと同じように、バンドに触れたからすぐ逆張りという使い方は少し危ないです。トレンドが強いときは、上側バンドや下側バンドに沿って価格が動き続けることがあります。
レンジ相場
価格が上下バンドの間を往復しやすく、反発候補の目安として見やすいです。
トレンド相場
片側のバンドに沿って動きやすく、逆張りだけで使うと早すぎることがあります。
急変動後
バンド幅が広がるため、価格が平均水準からどれくらい離れたかを確認しやすいです。
FXでVWAPバンドを使うときの注意点
vwap-bands-indicatorはVWAPを使ったインジケーターですが、FXで使う場合は出来高の扱いに注意が必要です。
株式や先物では実際の出来高を使いやすいですが、FXのMT5チャートでは、実出来高ではなくティックボリュームを使っているケースがあります。ティックボリュームは、一定時間内に価格が何回動いたかを数えるものです。
そのため、FXで表示されるVWAPバンドは、株式市場の出来高を使ったVWAPと同じものとして見るより、価格の動きの多さを加味したバンドとして見るほうが自然です。
use real volume? の見方
このインジケーターには「use real volume?」というパラメータがあります。
名前だけを見ると本物の出来高を使う設定に見えますが、FX業者や銘柄によっては実出来高が取れないことがあります。その場合、設定を切り替えても、期待したような意味での実出来高VWAPにはなりません。
この項目は、チャート上の反応がどう変わるかを見ながら調整する程度で考えたほうが良いです。
ボリンジャーバンドとの使い分け
vwap-bands-indicatorは、普段からボリンジャーバンドを使っている人なら、違和感なくチャートへ入れられると思います。ただ、使い分けるなら「何を中心線として見るか」で分けると整理しやすいです。
| 項目 | vwap-bands-indicator | ボリンジャーバンド |
|---|---|---|
| 中心線 | VWAPをベースにした平均水準 | 移動平均線 |
| 見た目 | 中心線+上下バンド | 中心線+上下バンド |
| 使いやすい場面 | 平均水準からの離れ具合を見たい場面 | 値動きの広がりや収縮を見たい場面 |
| 注意点 | FXではティックボリュームベースになることがある | バンドタッチだけで逆張りすると危ない |
どちらが上というより、チャートに入れて見やすいほうを使う感覚で良いです。
パラメータを近づけると、動きもかなり近くなります。個人的には、vwap-bands-indicatorは「VWAP系を使いたいけれど、ライン1本だけだと見にくい」と感じる人に向いています。
vwap-bands-indicatorのパラメータ設定
Volume weighted average period
VWAPを計算する期間を設定します。期間を短くすると価格への反応が早くなり、長くするとラインがなめらかになります。
Price
計算に使う価格を選択します。終値、高値、安値など、どの価格を元にVWAPを計算するかを変更できます。
use real volume?
実出来高を使うかどうかを切り替える項目です。ただし、FXでは実出来高が取得できない銘柄や業者もあるため、名前どおりに本物の売買高が使われるとは限りません。チャート上の反応を見ながら調整する項目として考えたほうが自然です。
deviation
上下バンドの広がりを調整する項目です。数値を大きくするとバンド幅が広がり、小さくすると中心線に近い位置へ表示されます。
Color / Width / Style
ラインの色、太さ、表示スタイルを調整します。複数のラインが重なるため、見にくい場合は色や太さを変更しておくと確認しやすくなります。
このインジケーターが向いている人
vwap-bands-indicatorは、通常のVWAPラインよりも、ボリンジャーバンドに近い見た目で平均水準を確認したい人に向いています。
・MT5でVWAPバンドを表示したい人
・ボリンジャーバンドに近い見た目のインジケーターを探している人
・中心線だけでなく、上下の離れ具合も確認したい人
・レンジ相場で価格の行き過ぎ感を見たい人
・VWAP系インジケーターをもう少し視覚的に使いたい人
反対に、日足・週足・月足のVWAPラインをシンプルに表示したいだけなら、通常のVWAPインジケーターのほうが見やすい場合があります。
この記事のvwap-bands-indicatorは、VWAPそのものを細かく分析するというより、VWAPを中心にしたバンド表示でチャートを見たい人向けです。
vwap-bands-indicatorのダウンロード
MT5への入れ方
ダウンロードしたzipファイルを展開し、中に入っているex5ファイルをMT5のIndicatorsフォルダへ入れます。
① ダウンロードしたzipファイルを右クリックして展開します。
② フォルダの中にex5ファイルが入っていることを確認します。
③ MT5を開き、画面上部の「ファイル」→「データフォルダを開く」へ進みます。
④ 「MQL5」→「Indicators」フォルダを開き、ex5ファイルを入れます。
⑤ MT5を再起動し、ナビゲータからvwap-bands-indicatorをチャートへ適用します。
mq5ファイルが入っている場合は、MetaEditorで開いてコンパイルが必要です。コンパイル時にエラーが出る場合は、そのまま使えないこともあるため、無理に修正せず別のインジケーターを使ったほうが早い場合もあります。
MT5を常時稼働させる場合
このインジケーターはサイン型ではありませんが、複数通貨を同時に監視する場合や、MT5を長時間起動したままにする場合は、パソコン環境によって動作が重くなることがあります。
EAと一緒に複数チャートへ入れる場合は、不要な時間足や通貨ペアを減らして、MT5全体の負荷を軽くしておくと扱いやすいです。
MT5を長時間動かす環境を用意したい場合は、MT5向けVPSの解説も参考にしてください。
まとめ|VWAPをバンド表示で見たい人向けのMT5インジケーター
vwap-bands-indicatorは、VWAPを中心に上下の偏差ラインを表示するMT5インジケーターです。
見た目はボリンジャーバンドに近く、中心線から価格がどれくらい離れているかを確認しやすいのが特徴です。
ただし、FXでは実出来高ではなくティックボリュームを使うケースがあるため、VWAPという名前だけで過信しないほうが良いです。バンドに触れたから反発する、という単純な使い方ではなく、相場の方向、直近高値・安値、ローソク足の反応とあわせて確認するほうが使いやすいです。









