サインなし 相場環境認識
BO自動売買不可能
もしも、ご自身が取引している通貨が「いくら」で「どれだけ」買われたかの出来高が分かれば、トレードはとても有利になります。
例えば2~3人が取引しただけのドル円130.3円と、10000人が取引したドル円130.4円という事がもし分かれば、130.3円はみんなが意識しない価格なので大した抵抗帯にはならない、しかし、130.4円は10000人も取引した価格だからきっとみんなが意識して強い抵抗帯として機能する・・ということが予測できるわけです。
ですので、MT5のインジゲーターにはあの手この手でチャートに取引量(出来高)を表示しようとチャレンジしたインジケーターが多く開発されていますが、残念ながらMT5のチャートをいくら読み取っても、MT5の価格データ自体に出来高が内包されていないため、正確な取引量を算出することはできません。
では、そんなに重要な取引量データを、上級者の人達はどうやって見ているのか?
実はですね、OANDA Japanのオーダーブックという究極のインジケーターがあるんです。
オアンダのオーダーブックとは?
MT4/MT5に対応(クリックで拡大ができます)
オーダーブックは、どの価格でどれだけの注文がはいっているかを表示させたインジケーターなのですが、オアンダは自社の顧客の注文状況を公開する事で、オーダーブックを実現させています。
通常、マーケットプロファイルやボリュームプロファイルなどのインジケーターは、チャートの価格にどれくらいローソク足が滞在したのか、というデーターからだいたいの出来高を算出して表示しますが、オアンダの場合は実際の顧客の注文を表示しているため、完全に本物の取引量を表します。
オアンダ以外にも外為オンライン、トレーダーズ証券、ヒロセ通商がオーダーブックを公表しているFX業者はありますが、顧客を世界中に持っているオアンダのオーダーブックの精度が業界では頭一つ飛び抜けており、専業トレーダーさんなどは大抵このオーダーブック目当てで、オアンダの口座を持っています。
実際の使い方
上の画像のように、オーダーブックは実際の注文状況が表示できるため、売り注文が多い所を突破するのは当然容易ではないということがわかりますし、大きな下落があったとしても、下に買い注文が多くあれば、だいたい止まる位置が予測できるわけです。
オーダーブックの利用条件は3種類
利用できるオーダーブックのスペックは口座の利用状況で変わります。
まず「オアンダ口座を開かずに完全無料」でオーダーブックを使う場合は、表示が30分遅れで表示され、さらに更新は30分に1回です。
もし15分足以下でトレードを行う場合ですと、30分遅れの情報は大きな動きがあった時に全く対応できません。MT5を見るとローソク足がぐんぐん上がって注文を食いつぶしていっているのに、なぜかオーダーブックの売り注文は全然減らず・・という状況になりますので、残念ながらこれは使用対象外です。
次に「オアンダの口座を開設」すると、レギュラーステータスが付与されますが、これはオーダーブックの更新が20分に1回になり、表示のタイムラグが無くなります。15分足以上ならばこのステータスから実用に耐えるでしょう。
しかしもし、5分足以下でトレードを行う場合は、やはり欲しいのは更新が5分に一回の割合になるゴールドステータスです。
こちらは条件が平時で月50万ドル以上の売買が必要ですので、スキャルピングをやっている人以外は軍資金が必要でハードルが高いですが、そもそもオアンダは国内のFX業者の中ではトップクラスに約定力が強く、値が飛ぶことも少なくスプレッドの開きも抑えられ気味で信頼も高い業者なので、メイン口座で使っても全く問題がありません。
ためしに使ってみて「あわよくばゴールドステータスになればいいな」くらいで持っていて損はない業者です。