お役立ち記事

日本人が知らない正しいフィボナッチの使い方

フィボナッチ

皆さんこんにちは、わたくしインジケーター倉庫に寄稿させていただきました、フィボ太郎と申します。

ここを読んでくださっている方は、ほとんどがトレーダーの方だと思うのですが、皆さんがチャート分析で使うテクニカル手法で、「フィボナッチリトレースメント」ほど「肯定派」と「否定派」に分かれるインジケーターは無いのではないでしょうか。

このフィボナッチ、肯定派の言い分としては、

「人は無意識に黄金比を意識している。それはチャートにも現れる。そう、この波とこの波はフィボナッチ数列に支配されている!」

亀吉
亀吉
ちょっと何言ってるかわからない

 

否定派の言い分としては「適当に引いた線に意味があるとは思えない」

たつお
たつお
うんうん、たしかに適当に引いている方が多いですよね、フィボナッチ

 

たまにYouTubeのチャート解説動画で、3流トレーダーがフィボナッチ使ってるのを見ると「この底値からここにフィボを引きまして・・・(そりゃそこに引けば効いてるように見えるもんな)」

と、疑いの目で見てしまい、フィボナッチを信じられなくなるのも理解できます。

しかし私が、肯定派・否定派ともに、とても残念に思えるのは「どちらも正しいフィボナッチリトレースメントの使い方を知らない3流トレーダー」というところなのです。

 

フィボナッチはどこに引く?

フィボナッチの解説

さて皆さん、フィボナッチリトレースメントですが、上記のチャートの場合、どこに引くのがよろしいと思いますか?

ここで即座に正解がわかった方には、さきほど私がつぶやいた、「肯定派・否定派、どちらも正しいフィボナッチリトレースメントの使い方を知らない3流トレーダー」の発言に関して、謹んで謝罪させていただきます。

そしてそんな実力のあるあなたは、もうこの記事を見る必要はありません。

フィボナッチ帰って下さい

 

しかしここを読んでくれているほとんどの方は、日々のトレードでもがいて勉強中の3流トレーダーだと思いますので、先程のチャートのどこにフィボナッチを引くかを考えてみて下さい。

もちろんフィボナッチの大前提として「これから未来の動きを予測するための位置」に引いてくださいね。

それでは実際に引いてみた例として・・・

フィボナッチを引く位置

こんなふうに目立つ波に引いたり。

 

フィボナッチリトレースメント

こんな風に大きな波をとってみたり。

 

フィボナッチを引く場所

最新の動きを先取りできそうな場所へ引いたり・・・

 

各々いろいろなフィボナッチを引いていただけたかと思います。

フィボナッチは老若男女問わず、色々な引き方、そしてそれは個性、人の数だけフィボナッチがありますからね。

 

そんな万人を受け入れる器のでかいインジケーターであるフィボナッチですが、ここで皆さんに知っていただきたい重要な事実として、上記のチャートにフィボナッチを引く場合、

 

 

 

 

「フィボナッチが引ける箇所は1箇所しか無い」

 

 

 

フィボナッチが引ける位置は1つ。なんだってーー!

 

「えっ?フィボナッチは目立つ波に引けば良いんじゃないの?」

なんて思った方は残念ながらフィボナッチの使い方を知らない5流トレーダーです。

えっ?さっき「フィボナッチは個性、人の数だけフィボナッチがありますからね。」って言ってたじゃないですかーーー!

はぁ?個性? お前ら8流かよ。

残念ながらフィボナッチリトレースメントには、黄金比なんてエジプトのロマンみたいな感覚的なものは詰まっておらず、先人によってガッチガチにルールを決められてバリバリの統計に基づいたインジケーターなんですよ。

これを知らずに「フィボナッチ最高!」とか「フィボナッチなんて嘘っぱちですわ」とか言ってる8流トレーダーはどっちもまとめて市場の養分として一生を過ごすこと確定です。

ではさっきのチャートの場合、フィボナッチはどこに引けばよいのか?

その正解はこちらっ!

フィボナッチ

もうね、ここ一択なんです。

ここ以外に引いた人は全員8流。トレードなんかやめて工場でお弁当にたんぽぽのせるバイトやったほうがはるかに金になります。

たつお
たつお
でっ、でもここが正解だって証拠はあるんですかっ?

 

はい、たしかに。たつお君のご指摘どおり、私が引いた位置が本当に正しいかどうかなんてわかりませんよね。

でもフィボナッチって、実はアメリカにはトレードの専門学校なんてのがあるのですが、そこで習うフィボナッチは線を引くルールが完璧に決まっていまして、そこで使用する自動でフィボナッチを引くことができるツールを使って引いてみますと・・・

 

フィボナッチの引く位置

ほらー、この通り一致するんです。

もうね、これからのチャートを予測するためにはここに引くしかないんですよ。

このルールを知らずに、「くぅ~!フィボナッチ効きすぎるぅ!」とか「フィボナッチなんて迷信だわクッサ」とか言ってる人たちは、自分が13流ってことに気付いていない底辺トレーダーなわけなんです。

たつお
たつお
じゅ、13流・・・・

 

実はフィボナッチ、正しく引くためには、「トレンドライン」と「フラクタル」の力を借りなければいけません。

また、フィボナッチは「更新」と「否定」というルールがありまして、さらに言えばラインの「色」の配置も決まっていないければいけません。

フィボナッチの色色はなんでもいいけど、2対になっていることが重要

 

YouTubeやブログでフィボナッチリトレースメントの解説はたくさんあるかと思いますが、トレンドラインやフラクタルの事に言及していない時点で、まったく意味のない引き方になってしまいますので、控えめに申し上げましてゴミです。

間違ったフィボナッチの使い方をばら撒いているという意味では刑法第233条の「信用毀損罪」にあたります。配信者は罪人です。タイーホです。

とまあアメリカンジョークは置いておきまして、ここからは私、フィボ太郎の話も交えていきますが、フィボ太郎は2017年からアメリカに駐在員として飛ばされまして、その時にアメリカ人の投資に関する教育水準の高さに感心し、きちんとトレードを勉強しなおそうと夜間のトレード専門学校にクソ高い学費を払って鍛えてもらった養殖の一流トレーダーです。

アメリカのスクールでは、フィボナッチはかなり初期の授業で習いまして、そこからずーーーーっと年間を通して授業で使います。

先生曰くフィボナッチは、「他のテクニカルの邪魔をせず親和性が高い」、そして「未来を予測できる数少ないインジケーター」なので、どんなチャートだろうとまずフィボ分析から入り、そのあとに水平線やトレンドラインなど好みの手法を足していきます。

そしてこれは多くのクラスメイトに共通していたのですが、トレードで正しいフィボナッチの使い方を取り入れると全員もれなく、損切りは速く、利確は遅くができるようになります。

クラスメイトによってはフィボナッチの授業を受けただけで損益がプラテンするくらいの「損小利大」を実現できるようになる神ツールです。

日本では少々うさんくさいフィボナッチですが、投資リテラシーの高いアメリカの学校できっちり習うテクニカル手法に選ばれているのはやっぱり理由があるんです。

 

そしてここからの記事ですが、わたくしフィボ太郎が、日本でまったく広まっていないガチなフィボナッチリトレースメントの正しい引き方から考え方、自動でフィボナッチを引いてくれる無料のチャートソフトを紹介しつつ、その実践方法までをトレーダーの皆さんにわかりやすく解説していきます。

 

フィボナッチの正しい使い方note