サインなし サポレジ系
ファイル形式 .ex5
ADR(Average Daily Range)インジケーターは、過去の平均的な値動き幅(レンジ)を視覚的に表示するツールです。
現在の価格がその日の平均変動幅をどの程度達成しているかを一目で確認でき、利確・逆張りポイントの判断に活用できます。
ADRの利用方法
ADR(Average Daily Range)は、過去の一定期間における1日の値動き幅の平均を算出し、チャート上にその高値・安値の到達目安を表示してくれるインジケーターです。
赤いラインで「ADR High」と「ADR Low」がチャートに引かれ、現時点の価格が日中どれほど動いたかを視覚的に確認できます。
このインジケーターは主に以下のようなトレード戦略に役立ちます:
逆張りエントリー:価格がADRの高値・安値に到達したタイミングで、反発を狙って逆張りする。
利確の目安:トレンド方向にエントリーして、ADR範囲まで動いたところで利確を検討する。
ボラティリティ判断:その日のボラティリティが高いのか低いのか、平均と比較して把握できる。
設定により、過去の何日分を平均として使用するか(ADR期間)、表示する時間帯(タイムゾーン)、ラインの色や太さなどを調整できます。
特にロンドン市場やニューヨーク市場の開場時間におけるボラティリティ計測に重宝されるツールです。

MT5のパラメータ設定

Chart time zone (GMT)
チャートの時間帯をGMT基準で何時間ずらすかを指定します。
Dest time zone from (GMT)
ADRの計算開始時刻をGMT基準で指定します。
「日本時間で分かりやすく見たい」なら Chart time zone → 7、Dest time zone → 9 が最も直感的です。
ADR Period
平均日数を指定します。例:15なら過去15日間のレンジから平均を算出します。
Line Style
ADRラインのスタイルを指定します(実線、破線など)。
Normal thickness
通常のADRラインの太さを指定します。
Normal color
通常状態のADRラインの色を指定します。
Thickness for range reached state
ADR範囲に到達した際のラインの太さを指定します。
Color for range reached state
ADR範囲に到達した際のライン色を指定します。
DebugLogger
デバッグログ出力を有効にするか(trueで出力、falseで無効)。

インジケーターをMT5にインストールする方法
ex5ファイルをダブルクリックしたのにMT5にインジケーターがインストールされない場合は?
①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。
②フォルダの中に『ex5ファイル』がはいっていることを確認します。
③MT5を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL5』→『Indicators』フォルダに②のex5ファイルをいれます。
④MT5を再起動すればMT5のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。
