サインなし 移動平均線系
ファイル形式 .mq5
「Track_Cyclical」は、価格と移動平均線（MA）の関係を基にしたオシレーターで、トレンドの反転ポイントを見極めるのに役立つインジケーターです。
Track_Cyclicalの利用方法
移動平均線とローソク足の距離がそのままグラフになります
移動平均線を表示させたところ
Track_Cyclicalは、価格とMAの乖離をMAで割って100を掛けることで値を出します。
Track_Cyclical = 100.0 ✕ (Applied price – MA) / MA
この計算により、価格が移動平均線からどの程度乖離しているかをパーセンテージで示し、過熱感やトレンドの転換点を視覚的に捉えることができます。
価格が移動平均線から大きく離れると、過剰な上昇（オーバーボート）または下降（オーバーソールド）と判断され、トレンド反転の可能性が高まります。
グラフでは0を基準に上下し、設定した閾値（異常ゾーン）を越えるとトレンドの転換が近い可能性を示唆します。この特性を活かしてトレンドの終わりや反転ポイントを予測する際に活用できます。
MT5のパラメータ設定
Period
移動平均線の期間を設定します。期間を長くするとより長期的なトレンドを反映し、短くすると短期的な動きに敏感になります。トレードスタイルに合わせて調整が必要です。
Method
移動平均線の計算方法を指定します。単純移動平均（SMA）や指数移動平均（EMA）などがあり、選択した方法によって滑らかさや反応速度が変わります。
Applied price
移動平均線の計算に使用する価格データを選択します。終値（Close）や始値（Open）などがあり、一般的には終値がよく使われますが、戦略に応じて変更可能です。
Exceptional overbought
オーバーボート（買われ過ぎ）の閾値を設定します。この値を越えると、価格が異常な上昇を示していると判断されます。
Abnormal overbought
やや異常な買われ過ぎの閾値を設定します。Exceptional overboughtより低い値で、軽度の過熱感を示す目安となります。
Normal overbought
通常の買われ過ぎゾーンを設定します。トレンドが過熱し始めている可能性を示す基準です。
Normal oversold
通常の売られ過ぎゾーンを設定します。価格が移動平均線から下に乖離し、トレンドが下降しすぎている可能性を示します。
Abnormal oversold
やや異常な売られ過ぎの閾値を設定します。Normal oversoldより下で、強い下降トレンドの終わりが近い可能性を示します。
Exceptional oversold
異常な売られ過ぎの閾値を設定します。このレベルに達すると、価格が極端に売られ過ぎており、反発の可能性が高まるとされます。
インジケーターをMT5にインストールする方法
ex5ファイルをダブルクリックしたのにMT5にインジケーターがインストールされない場合は？
①インジケーターをダウンロードするとzipファイルでPCに保存されますので、そのフォルダを右クリックしてファイルを『展開』しておきます。
②フォルダの中に『ex5ファイル』がはいっていることを確認します。
③MT5を開いて、画面上部の『ファイル』→『データフォルダを開く』→『MQL5』→『Indicators』フォルダに②のex5ファイルをいれます。
④MT5を再起動すればMT5のナビゲータウィンドウに追加したインジケーターが表示されているので、チャートに適用すれば完了です。
